ムゼッティとナカシマの若い世代が初戦突破、39歳ロブレドは現役生活に別れ [バルセロナ・オープン]

写真は20歳のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「バルセロナ・オープン・バンコサバデル」(ATP500/スペイン・カタルーニャ州バルセロナ/4月18~24日/賞金総額280万2580ユーロ/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、20歳のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)が21歳のセバスチャン・バエズ(アルゼンチン)との若手対決を7-5 7-5で制した。

 ハイレベルのストローク戦に打ち勝ったムゼッティは、「彼はいいプレーをしていた。彼はすべてのポイントに100%の力を注いでプレーしており、多くのラリーがあった。彼は凄いファイターだ。試合を終わらせるのは簡単ではなかったけど、これで僕は2回戦に進出した。本当にうれしいよ」と試合後にコメントした。

 ムゼッティは次のラウンドで、第12シードのダニエル・エバンズ(イギリス)と対戦する。シード勢は初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。ふたりは昨年4月のカリアリで一度顔を合わせており、その際にはフルセットでムゼッティが勝っていた。

「本当に厳しい試合だった。特に最後のほうがね」とムゼッティは6-1 1-6 7-6(8)で競り勝ったエバンズとの初対決を振り返り、「明日、僕にはふたたびバトルに挑む準備ができている。何ができるか見てみよう」と意気込みを語った。

 このふたりと同じく昨年の男子21歳以下のトップ8対決「Next Gen ATPファイナルズ」に出場した20歳のブランドン・ナカシマ(アメリカ)は予選勝者のニコラス・アルバレス バロナ(スペイン)を7-6(6) 6-3で倒し、第2シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)に対する2回戦に駒を進めた。

 ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した39歳のトミー・ロブレド(スペイン)は予選勝者のベルナベ・サパタ ミラージェス(スペイン)に1-6 1-6で敗れ、現役生活に別れを告げた。

 ツアー通算シングルス12勝&ダブルス5勝を挙げたロブレドは2006年8月に世界ランク自己最高6位をマークし、バルセロナでも2004年にタイトルを獲得していた。

 そのほかの試合ではマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)、フェデリコ・コリア(アルゼンチン)、クォン・スンウ(韓国)、ワイルドカードを得て参戦したジャウメ・ムナール(スペイン)、予選勝者のエリアス・イーメル(スウェーデン)とイゴール・ゲラシモフ(ベラルーシ)が初戦を突破した。

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写真◎Getty Images

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