ガウフとフェルナンデスのティーンエイジャー2人が初戦を突破 [イタリア国際]
WTAツアー公式戦の「BNLイタリア国際」(WTA1000/イタリア・ローマ/5月9~15日/賞金総額252万7250ドル/クレーコート)の女子シングルス1回戦で、19歳のレイラ・フェルナンデス(カナダ)が第14シードのアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)に1-6 6-2 6-2で逆転勝利をおさめた。
ともに昨年にグランドスラム大会の決勝を経験したふたりは昨年10月にインディアンウェルズの3回戦で一度顔を合わせており、そのときもフェルナンデスが1セットダウンから挽回して勝っていた。
「彼女は素晴らしい選手であり、クレーコートで非常に心地よさそうにプレーしている。厳しい試合になることはわかっていた。第1セットでの私はいくつかのミスを犯してしまい、彼女はそこに付け込んできた。第2セットでは、よりのびのびとプレーしたいと思ったの」とフェルナンデスは試合後にコメントした。
「私は最初のゲームを落としたけど、それが試合に入り込む助けになったと思う。そのあとにショットが決まるようになっていったから。ミスをしてもアタックし続け、攻撃する側になれていたことに満足しているわ。私は自分を信じ続けることができていた」
同大会の本戦デビューを勝利で飾ったフェルナンデスは次のラウンドで、タマラ・ジダンセク(スロベニア)を6-4 6-3で破って勝ち上がったダリア・カサキナ(ロシア)と対戦する。
また18歳で第15シードのコリ・ガウフ(アメリカ)はわずか70分しかかけず、グランドスラム大会優勝歴3回のアンジェリック・ケルバー(ドイツ)を6-1 6-4で退け2回戦に駒を進めた。
両者の初対決だった昨年のウインブルドン4回戦ではガウフがストレート負けを喫していたが、ケルバーは16強入りした3月のインディアンウェルズからマッチ6連敗となった。
「第1セットは6-1だったけど、多くのゲームが競っていたわ。彼女との対戦では、フットワークと動きのよさがカギになるの。彼女は多くの選手ができないような方法でコースを変えてくるから、予想外のボールが返ってくる。何度もバランスを崩したけど、うまく対処して切り抜けることができたと思う」とガウフは振り返った。
写真◎Getty Images
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