「痛みが再発した。でも全仏を夢見ている」3回戦敗退のナダル [イタリア国際]
ATPツアー公式戦の「BNLイタリア国際」(ATP1000/イタリア・ローマ/5月8~15日/賞金総額600万8725ユーロ/クレーコート)の男子シングルス3回戦で第3シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第13シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)に6-1 5-7 2-6で敗れ、試合後の会見に応じた。
どこか痛めているように見えたが、フレンチ・オープンは大丈夫なのか?
「ケガではない。僕はケガとともに生きている選手だ。大したことはない。常に感じているもので、難しいときもある。克服しようとしているが、自分の状況を受け入れるのが難しいときもある。練習ができない日も結構あり、ストレスが溜まることもある。今日は第2セットの途中で悪くなった。デニスにおめでとうと言いたい。彼は勝利に値した。今年のオーストラリアン・オープンで僕に敗れ、昨年のこの大会でも敗れた。でも、今日は勝ったのだから称えたい」
痛みは動くと出るのか?
「いや、常にある。痛みがない日もあれば凄く出るときもあり、今日はかなり痛みがあった。できればテニスの話をしたいが、今日はこのような状態だった。これから数日で何が起きるかわからない。1週間後に体がどうなっているか、まったく予想できない。僕はこれまで様々な経験をしてきたけど、それでも今日はかなり難しかった。今シーズンは最高のスタートを切ったけど、そのあとに突然痛みが出た。何日も連続でいい練習をするには、足の状態が十分ではない。最高のレベルで戦うには、動きのよさが欠かせないのに、今はその部分をトレーニングできていない。そして試合で勝つのが難しくなる。今日、プレー自体の感触が凄くよかっただけに、残念だ。練習もウォーミングアップも、試合の序盤もよかった。そんなときに痛みが出たのが残念。多くのポジティブな要素があったのに、痛みが出てすべてが消えてしまった。今はこの状況を受け入れてファイトするしかない。これ以上詳しいことは言えないよ。練習するのがいいのか、休むべきなのかちょっとわからない。僕には1週間とちょっとのあとに大きな目標(フレンチ・オープン)がある。その目標を夢見続けるよ」
今からフレンチ・オープンまでの間に最高の準備をするには、何ができる?
「まず何よりも大事なのは練習で痛みを感じないことだ。今日はもうプレーできなくなったことがネガティブだ。でも、足の痛みは2日後には収まるかもしれない。フレンチ・オープンにはドクターを帯同する予定なので、助けになるだろう。ここローマは大好きな大会だから、今日は悲しい気持ちだ。調子がいい日も悪い日も、すべてのことをしっかり評価して前向きにやっていくしかない。今の状態を受け入れて、前へ進むしかない。簡単ではないときもあるけどね」
写真◎Getty Images
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