ジョコビッチがオジェ アリアシムに競り勝ち4強入り、世界1位の座を死守 [イタリア国際]

写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「BNLイタリア国際」(ATP1000/イタリア・ローマ/5月8~15日/賞金総額600万8725ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準々決勝で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第8シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)の挑戦を7-5 7-6(1)で退けベスト4に進出した。

 そして準決勝に至ったことにより、ジョコビッチが来週のATPランキングで世界ナンバーワンの座を維持することも確定した。もし勝っていなければジョコビッチは2位に落ち、ダニール・メドベージェフ(ロシア)がふたたび1位になるはずだった。

 競り合いながらも要所を押さえて勝利を掴んだあと、ジョコビッチは「ハイレベルな戦いだったと思う。彼が僕にレベルを引き上げることを要求したんだ。僕は安定したプレーをしなければならなかった。もっと早く仕事を終えることもできていたかもしれないと思ったが、奮起し巻き返してきた彼の功績だ。今夜も素晴らしい雰囲気だった」と試合を振り返った。

 土曜日の準決勝でジョコビッチは第5シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)と対戦し、そこでツアー通算マッチ1000勝目を目指すことになる。そしてそこで勝てば、日曜日にはATPマスターズ1000大会で38回目の優勝を狙うチャンスがやってくる。

 ルードは準々決勝で第13シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)を7-6(7) 7-5と、同じく競り合いの末に倒して勝ち上がった。シャポバロフは前日、足の痛みで動きが悪くなった第3シードのラファエル・ナダル(スペイン)をフルセットで破っていた。

「非常に高い質の対戦相手だ。彼はクレーコートを得意としているけど、他のサーフェスでも大いに上達して今年はマイアミで決勝に進出した。彼は努力家で、非常にいい奴でもある」とジョコビッチは次戦を見据えた。

「僕らは頻繁に一緒に練習し、コート外でも仲がいいんだ。言うまでもなく、明日はお互いに勝ちたいと思っている。今夜と同じくらいいいプレーができるよう願っているよ」

 もうひとつの準決勝は、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)とステファノス・チチパス(ギリシャ)の顔合わせとなった。第2シードのズベレフがクリスチャン・ガリン(チリ)を7-5 6-2で、第4シードのチチパスは第10シードのヤニク・シナー(イタリア)を7-6(5) 6-2で下してそれぞれ4強入りを決めた。

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写真◎Getty Images

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