チチパスがディミトロフとの死闘を制して16強入り「この障害を乗り越えることができて途轍もなくうれしい」 [イタリア国際]

写真はステファノス・チチパス(ギリシャ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「BNLイタリア国際」(ATP1000/イタリア・ローマ/5月8~15日/賞金総額600万8725ユーロ/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、第4シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)はグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)に6-3 5-7 7-6(4)で競り勝ちベスト16に進出した。

 第2セット5-4からのサービング・フォー・ザ・マッチをラブゲームで落としたチチパスはセットオールに追いつかれたが、第3セットではお互いにキープし合った末にもつれ込んだタイブレークを制して2時間37分の激闘を締めくくった。

「信じられないような戦いだった。この障害を乗り越えることができて途轍もなくうれしいよ。グリゴールは本当にいいプレーをしていたから、凄く苦しめられた」と試合後にチチパスはコメントした。

「多くの感情が渦巻いていた。第2セット最後のゲームでキープできなかったあと、そのすべてを受け入れた上で第3セットのタイブレークでより力強いプレーができた。自分自身でツケを払うことができて本当によかったよ」

 この試合が行われたグランドスタンド・アリーナの雰囲気について、「コロッセオ(古代ローマ帝国時代の巨大な円形闘技場)でプレーしているようだ。本当に大きなエネルギーが観客から伝わってくる。今日の試合を観ていた観客たちは本当に入れ込んでいた。そのおかげでコートにグラディエーター(古代ローマの剣闘士)が戦うような素晴らしい雰囲気が生まれていたよ」とチチパスは表現した。

 チチパスは次のラウンドで、第15シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)を6-4 2-6 6-1で破って勝ち上がったカレン・ハチャノフ(ロシア)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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