ジョコビッチが記念すべきツアー通算マッチ1000勝目、今季初優勝と38回目のマスターズ制覇に王手 [イタリア国際]

写真は記念すべきツアー通算マッチ1000勝目を挙げたノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「BNLイタリア国際」(ATP1000/イタリア・ローマ/5月8~15日/賞金総額600万8725ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準決勝で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第5シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)を6-4 6-3で退け、今季5大会目で初優勝に王手をかけた。試合時間は1時間42分。

 ふたりはこれが3度目のマッチアップだったが、ジョコビッチの3戦全勝となった。ローマでは2020年にも準決勝で顔を合わせ、ジョコビッチが7-5 6-3で勝っていた。

 この勝利はジョコビッチにとって、記念すべきツアー通算マッチ1000勝目となった。この数字に到達したのはATP(男子プロテニス協会)が創設された1972年以降では1274勝のジミー・コナーズ(アメリカ)、1251勝のロジャー・フェデラー(スイス)、1068勝のイワン・レンドル(アメリカ)、1051勝のラファエル・ナダル(スペイン)に続いて5人目となる。

「僕のマイルストーンを祝ってくれた大会と観客の皆さんに感謝します。ここ数年、僕はロジャーとラファが記録を達成する姿を目にしてきたので、自分が1000勝に到達するのを楽しみにしていました。ツアーでこれほど多くの勝利をおさめることができて本当に幸運であり、光栄に思います」とジョコビッチは試合後のオンコートインタビューで語った。

 同大会を過去5度(2008年、11年、14~15年、20年)制しているジョコビッチは決勝で、第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)との今季3度目の対決を4-6 6-3 6-3で制して勝ち上がった第4シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)と対戦する。

 決勝で戦う両者の対戦成績は6勝2敗でジョコビッチがリードしており、直近では昨年のフレンチ・オープン(WTA1000/ハードコート)決勝で2セットダウンから挽回したジョコビッチが6-7(6) 2-6 6-3 6-2 6-4で勝っている。

 もしジョコビッチが勝てば、ATPマスターズ1000大会で自身の最多記録を更新する38勝目となるタイトルを獲得することができる。

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写真◎Getty Images

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