「テニスが本当に好きならウインブルドンに出るでしょ?」1回戦突破のプリスコバ [フレンチ・オープン]

フレンチ・オープン1回戦でテッサ・アンドリアンジャフィトリモ(フランス)を倒したカロリーナ・プリスコバ(チェコ)(Getty Images)



選手たちは試合後にSNSで多くの誹謗中傷を受けている。

「私もそうよ」

どうやって対処している?

「たくさんのメッセージを受け取っている。いくつかは見るし、見ないのもある。全部読みたいとは思わない。何個か目を通すくらい。でも私たちは多くの人々の前でプレーしている有名人。SNSで皆と共有したいものをシェアしている。シェアすると、他の人はそこにコメントするチャンスがある。だから、インスタグラムをやらないという選択肢もある。メッセージを見なくて済むからね。それは受け入れないといけない。でもほとんどのメッセージを真に受けてもしょうがない。私は流している」

「当然、傷つくようなメッセージもあるけど、それは自分が負けたから残念に思っているのだろうし、もしかしたら自分の勝利に賭けているのかもしれない。2-6 2-6で負けたのに、称賛されることなどあり得ない。でも自分たちの決断でもある。写真を撮って皆と分かち合いたいなら、それに対するリアクションも当然出てくる。だから、普通のことだと思う。もちろん、酷すぎるメッセージもあるけど、批判も受け入れないといけないと思う」

殺害予告など、限界を超えたものが問題なんだ。

「皆そういうメッセージを受けている。でも、試合に負けたからと言って、誰かが自分を殺したいというのは現実にはあり得ないでしょ? 何かが起こる可能性はあるのかもしれないけど、私には今まで何も起きたことがない。今後も起こらないと思う。メッセージを読まないか、SNSのアカウントを誰かにあげちゃえばいいんじゃない? 現代では、素敵な瞬間、写真を皆と共有したいと思うけど、悪い瞬間はただ消えてしまいたくなる。うれしいこともシェアしなければ変なメッセージも受け取らなくて済む。いい面だけじゃないんだから。だから受け入れるしかないの」

批判的なメッセージを読んでもあまり精神的に影響を受けない?

「内容によるかな。負けた直後はインスタでメッセージを確認するようなことはしない。すでに負けて悲しんで残念がっているのに、それ以上見る必要ないでしょ。だからまずは周囲の人と話して、インスタグラムをチェックするなら少し時間を置いたほうがいい。私は絶対にすべてのメッセージを見ることはしない。でもすべてを無視することもできない。でも知らない人の意見なんて気にしてどうするの? 自分の写真、正体を明かさない人のメッセージなんて気にしても仕方ない。若いときは多少影響を受けたかもしれないけど、今は全然影響されない」

 プリスコバは2回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したレオリア・ジャンジャン(フランス)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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