ラケットを投げたベグに罰金130万円 [フレンチ・オープン]

投げたラケットが目の前に飛び込み泣き出した子供の元へ歩み寄るイリナ カメリア・ベグ(ルーマニア)(Getty Images)


 木曜日に行われたフレンチ・オープン2回戦でイリナ カメリア・ベグ(ルーマニア)がチェンジエンドの際、地面に投げつけたラケットが大きく跳ねて観客席に飛び込んだ。目の前にラケットが飛んできた子供が驚いて泣き出したのだった。

 この騒動でベグはコードバイオレーションの警告を受けただけで、試合を続行。その後、フランステニス連盟(FFT)から1万ドル(約130万円)の罰金が科された。

 このとき、ベグにコードバイオレーションの警告が与えられ、試合が続行されたが、対戦相手のエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)がアンパイアの裁定に不満を爆発させ、持っていたボールをコート外に打ち込んだのだ。この行為によりアレクサンドロワにもコードバイオレーションが与えられた。その後、アレクサンドロワがインスタグラムで不満をぶちまけた。


フレンチ・オープン1回戦でグリート・ミネン(ベルギー)を倒したエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)(Gettey Images)

「このような形でロラン・ギャロスを去るのは残念。私はベストを尽くした。残念ながら、ルールは私の味方をしてくれなかった。このようなことは絶対に起きてはならない。皆の安全のために、この試合のあとにルールが改善されることを願っている。私たちは自分たちのラケットを安全に扱う責任がある」

 子供の両親によると、泣いた子供には何もケガはなかったという。

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写真◎Getty Images

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