ベレッティーニが右手手術からの復帰戦でアルボットにフルセット勝利「今日は最初の重要なステップだった」 [ATPシュツットガルト]

写真はマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ボス・オープン」(ATP250/ドイツ・バーデン ヴュルテンベルク州シュツットガルト/6月6~12日/賞金総額76万9645ユーロ/グラスコート)の男子シングルス2回戦で、右手のケガと手術を経てツアーに戻ってきた第2シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)が予選勝者のラドゥ・アルボット(モルドバ)を6-2 4-6 6-3で倒して復帰戦を勝利で飾った。

「特にフィジカル面での感触はいい」と試合後に世界ランク10位のベレッティーニはコメントした。

「手術のあとだけに、コートに出ていいフィーリングでプレーできたことを当然とは受け取っていない。手術なんて、これまで受けたことは一度もなかったからね。本当にうれしいよ。僕は3セットをプレーしたんだ。気分はいい」

 1月のオーストラリアン・オープンで準決勝に進出したベレッティーニは3月末に右手を痛め、小規模な手術を受けていた。同大会でのベレッティーニは、2019年に優勝した実績を持っている。

 好スタート切ったベレッティーニは相手のサービスゲームを2度破り、快調に第1セットを先取した。そのあとは相手がリズムを上げて第2セットを落としたものの、第3セットの出だしに2つのブレークポイントを凌いでキープしてからは試合の主導権を取り戻した。

「特に精神的に簡単ではなかった。あまりプレーしていないと、リズムを失ってしまいがちだ。第2セットで少し苦労したのはそのためだったけど、第3セットの最初のゲームでは懸命に戦った。身を粉にして戦わなければならなかったけど、切り抜けることができてよかったよ」とベレッティーニは試合を振り返った。

 ベレッティーニは準々決勝で、第6シードのロレンツォ・ソネゴ(イタリア)とワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したヤン レナード・ストルフ(ドイツ)の勝者と顔を合わせる。グラスコートで2つのタイトルを獲得し、昨年のウインブルドンで初のグランドスラム大会決勝進出を果たしているベレッティーニは、基本的にこのサーフェスに自信を持っている。

「グラスコートシーズンは僕が気に入っている期間のひとつなんだ。だからここでグラスコートでのプレーを楽しむことができてうれしいし、テニスのレベルも試合を追うごとによくなっていくだろうと信じている。今日は最初の重要なステップだった」とベレッティーニは語った。

 同日にはバンジャマン・ボンジ(フランス)が同胞対決となった2回戦でアルトゥール・リンデルネック(フランス)を7-6(3) 6-2で下し、同じく8強入りを決めた。お互いにツアーレベルのグラスコートでの戦績2勝2敗でこの対戦に臨んだが、タイブレークでボンジがレベルを引き上げで第1セットを先取し、その勢いに乗った彼は第2セットで2度ブレークに成功してストレート勝ちをおさめた。

 そのほかの試合では第5シードのニコラス・バシラシビリ(ジョージア)がロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)を7-5 6-3で退け、ニック・キリオス(オーストラリア)に対する2回戦に駒を進めた。

 男子ダブルスではワイルドカードを得て参戦したペトロス・チチパス/ステファノス・チチパス(ともにギリシャ)がアンドレ・ゴランソン(スウェーデン)/マクラクラン勉(イカイ)を7-6(3) 6-7(4) [10-8]で振りきり初戦を突破したが、同日に行われた準々決勝で第3シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)/マテ・パビッチ(クロアチア)に6-4 6-7(3) [5-10]で敗れた。
 
 チチパス兄弟は前日に始まった1回戦が雨で順延となったときに7-6(3) 5-5でリードしていたが、この日の再開後に第2セットを落とすと競りあった末にマッチタイブレークで勝利を掴んでいた。しかし喜んだのもつかの間、ダブルヘッダーとなった準々決勝では似たようなスコアで競り負けることになった。

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写真◎Getty Images

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