「目標はUSオープンでのシード権獲得」2回戦敗退でランキング、ポイントの重要性を語るマレー [ウインブルドン]

ウインブルドン2回戦でジョン・イズナー(アメリカ)に敗れ、観客に別れを告げるアンディ・マレー(イギリス)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月27日~7月10日/グラスコート)の男子シングルス2回戦でアンディ・マレー(イギリス)が第20シードのジョン・イズナー(アメリカ)に4-6 6-7(4) 7-6(3) 4-6で敗れ、試合を振り返った。

「かなり残念だ」

初めてジョンに負けた。これまでと違ったのはどんなところだった?

「最初の2セット、ファーストサーブの確率が40%くらいで明らかに助けになっていなかった。それに対して彼は予想通り素晴らしかった。30-0から落とすべきでないサービスゲームを落とした。1~2本ミスが出た。デュースでのミスは特にやってはいけないミスだった。自分のチャンスでは彼が素晴らしいサービスを打ってきた。なかなかチャンスを生かせなかった」

グランドスラムの決勝に進むためにテニスをしていると言っていたが、今でもできると思う?

「今日の試合でその考えが変わったかもしれないから、聞いているのか?」

変わったのなら。

「今日の試合を考えるとノー。ツアーの多くの選手に聞けば、今日のような試合は数ポイントの差で負けたと言うだろう。今日は大事なポイントでのプレーが十分ではなかった。序盤にサービスがよくなかったのは理解できること。彼は難しい相手。過去の戦績はよかったのに。でも、今日の試合で僕の考えは何も変わらないよ」

今大会のポジティブな面は? ケガからの復帰は歳を重ねると難しいと思う。

「フィジカル的にいい状態だった。プレーもよかった。サービスとリターンはテニスでもっとも重要なショット。シュツットガルトで腹部を痛めてから、10日間はサービスを打てなかった。この試合、この数日の準備期間でも腹部に問題はなかった。いい状態だったのに残念だ。試合や試合前後にフィジカル面で何も問題がなかったのはポジティブだ。でも今日は勝てなかった」

ビッグサーバーとの対戦ではポイント間にどんなことを考えている? 3本連続でサービスエースを決められることもあったが。

「ビッグサーバーとは何度も対戦して、十分にリターンを返す方法を見つけてきた。イボ・カルロビッチ(クロアチア)、イズナー、ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)。彼らに対していい成績を残してきた。サービスのコースをうまく読んで、パターンを予測すれば、ある程度は返せる。今日は彼のサービスがよかった。大事な場面でコースも厳しかった。そういうときは、なかなか思い通りにできない」

初めてジョンに敗れ、彼のサービス以外に戦術面などで感心したところは?

「一番感心したのはサービスだが、第2セットで僕にチャンスがあったとき、低いボレー、ドロップボレーをうまく決められた。彼のように長身の選手は元来苦手なものだが、彼は元々うまく、今日もうまくさばいていた。第2セットの終わりにいいボレー、いいタッチショットを決めていた。それが試合を分けた重要なキーだった」

僅かな差で敗れたが、ケガで準備が足りなかったと思わない?

「準備が足りなかったとは思わない。多くの試合をプレーしてきた。今日は特にサービスがよくなかった。いい準備ができてもサービスが悪くなることはある。準備が足りないとは感じない。フィジカル状態もよく、試合も多くこなした。いい成績を残す準備はできていた。トップレベルで戦える状態だったのに」

今日の敗戦と昨年の3回戦の負けでは気持ちに違いがある? 自分自身に対する期待が違ったはずだが。

「昨年は他の理由で難しかった。ウインブルドンが楽しみだったのに、自分のプレーがまだ勝ち上がるのに足りないと感じていた。フィジカル面でもよくなかった。ストレスがあったし、自分に疑問を抱いていた。自分の重ねてきた努力にやる価値があるのかと、心に迷いもあった。でも、今年はトップ選手とも十分戦えると感じている。フィジカル面もプレーのレベルもよかった。もちろんケガで10日間動けなかったのはストレスだった。今大会はもっと上位まで勝ち上がれたと思う。ランキングやポイントが重要なのはそこだ。今のランキングではトップ選手、今日のような危険な選手と早く対戦してしまう。今日勝っていたら、どうなっていたか、誰にもわからない。昨年とは違ったストレスが今年はある」


ウインブルドン2回戦でイライラからラケットを投げつけるアンディ・マレー(イギリス)(Getty Images)

試合に負けて今日のような気持ちになったのは、直近ではいつのこと?

「昨年のUSオープンの敗退はかなり頭にきたよ。今よりも怒り、失望が強かった。ここウインブルドンのサーフェスでは、トップ選手たちと対等に戦えると思っていたからこそ、痛い敗戦だ」

セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は来年ここに戻ってくるかわからないと言った。でも今の君は自信が感じられ、確実に戻ってくる気がする。

「フィジカル状態によるね。フィジカル状態がよければプレーを続けるさ。この数年間この体にあった問題を考慮すると、先のことを予想するのが物凄く難しい。1週間後も難しいのだから、1年後はさらに難しい。フィジカル状態がよければ続けるが、トップレベルで戦うためにいい状態を保つのが難しいんだ」

今後のプランは?

「まだ正確にはわからない。グランドスラム大会でシードをもらえる位置までランキングを上げたいんだ。チームとも何度も話してきた。USオープンまでに達成したい目標だ。もし達成できなければ、来年のオーストラリアン・オープンまでには成し遂げたい。そのためには継続的に大会に出て勝ち続けないといけない。現状は非常に難しい。今大会はかなり勝ち進む自信があったのに、序盤からトップ選手と対戦すると、勝ち上がるのが難しくなる。まずはUSオープンまでにシード権を手にするのが目標だ」

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写真◎Getty Images

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