センターコート100周年記念式典に歴代チャンピオンたちが勢ぞろい [ウインブルドン]

写真はセンターコートの100周年を祝う式典に集まった歴代チャンピオンの面々(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月27日~7月10日/グラスコート)の大会7日目はセンターコートの100周年を祝う式典が行われ、ロッド・レーバー(オーストラリア)、ビヨン・ボルグ(スウェーデン)、ロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、アンディ・マレー(イギリス)、ビリー ジーン・キング(アメリカ)、クリス・エバート(アメリカ)、ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)、シモナ・ハレプ(ルーマニア)らウインブルドンの新旧チャンピオンたちが伝統と格式を誇るテニスの聖地に集った。

 セレモニーには26人の元チャンピオンたちが出席し、今大会でテレビの解説をしているジョン・マッケンロー(アメリカ)は勝った年の順に入場してくるチャンピオンたちを紹介する役を務めた。マッケンローはシングルスで3度、ダブルスでも5度ウインブルドン優勝を果たしたレジェンドでもある。女子シングルスで9度優勝したマルチナ・ナブラチロワ(アメリカ)は、新型コロナウイルス(COVID-19)に感染したため参加できなかった。

 ウインブルドンのファンたちはケガで長くツアーを離脱し現在復帰を目指してリハビリ中のフェデラーが登場すると、とりわけ大きな喝采を送った。フェデラーはウインブルドンの男子シングルスで8度栄冠に輝き、同種目の最多記録を保持している。

「もう一度ここに戻ってくることができるよう願っている」とフェデラーは観客たちに向かって言った。

「膝の状態に悩まされてきたけど、自宅で幸せに過ごしているからいい1年だった。テニスがどうであれ、子供たちは元気だ。今年は旅行できるかわからなかったけど、ここからスタートできてうれしい」

 センターコートは第二次世界大戦中の1940年10月に砲撃を受け、ウインブルドンは1947年まで修復することができなかった。1979年にはより多くの人々を受け入れるために拡張工事が行われ、2009年には開閉式の屋根が取り付けられた。

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写真◎Getty Images

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