セルンドロが前年覇者ルードを倒す番狂わせで8強入り、カレーニョ ブスタはツアーレベルでマッチ250勝目 [ノルデア・オープン]

写真はアルゼンチン・オープンでのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ノルデア・オープン」(ATP250/スウェーデン・バスタッド/7月11~17日/賞金総額59万7900ユーロ/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、フランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)が第1シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)に6-4 3-6 7-5で競り勝ちベスト8に進出した。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、ディフェンディング・チャンピオンのルードはこの試合が初戦だった。

 4月にATPマスターズ1000大会のマイアミでベスト4に進出してサプライズを起こしていたセルンドロは、その大会の準決勝でルードにストレート負けを喫していた。

「最初の1セット半は本当にいいプレーをしていたと思う。それから少し硬くなってしまったよ」とセルンドロは試合を振り返った。

「僕に少しミスが出て、彼はいいサービスを打ち始めた。彼は素晴らしい選手だ。フレンチ・オープン決勝進出者なんだからね。だから僕にとっては大きなチャレンジであり、勝つことができて本当にうれしいよ」

 重要な瞬間に効果的なプレーをしたセルンドロに対し、ルードは得意なサーフェスだったとはいえグラスコートからクレーコートに戻ってリズムを見つけるのにやや苦労している様子だった。

 今年の出だしには世界ランク127位だった23歳のセルンドロは、キャリア最高の39位で今大会を迎えている。

 セルンドロは次のラウンドで、ユーゴ・ガストン(フランス)を6-2 6-4で破って勝ち上がったアスラン・カラツェフ(ロシア)と対戦する。

 そのほかの試合では第3シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したエリアス・イーメル(スウェーデン)を7-5 6-3で退け、第5シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)はアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)との同胞対決を4-6 7-6(5) 7-5で制してそれぞれ8強入りを決めた。

 互いにブレークし合うシーソーゲームの末に勝利をもぎ取ったカレーニョ ブスタは、ツアーレベルでのマッチ250勝目をマークした。

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写真◎Getty Images

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