地元アメリカ勢を連破したキリオスが過去2戦2敗のオペルカに対する3回戦へ「集中した状態を維持しようとしている」 [シティ・オープン]
ATPツアー公式戦の「シティ・オープン」(ATP500/アメリカ・ワシントンDC/8月1~7日/賞金総額210万8110ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、ニック・キリオス(オーストラリア)が第14シードのトミー・ポール(アメリカ)に対するナイトマッチを6-3 6-4で制してベスト16に進出した。
今大会でのキリオスが準々決勝に進出するためには、多くのアメリカ人選手を倒さなければならない運命にあった。1回戦でマルコス・ギロン(アメリカ)を倒していた彼は、次のラウンドで第4シードのライリー・オペルカ(アメリカ)と顔を合わせる。オペルカは28本のサービスエースを決め、同胞のデニス・クドラ(アメリカ)に6-7(6) 6-4 6-4で競り勝った。
昨年のトロントと今年のヒューストンでキリオスに勝っているオペルカは母国の大会では3月のマイアミを最後に負けておらず、ダラスとヒューストンで優勝して今季ここまで14勝3敗の戦績を誇っている。
4月のヒューストンでもポールを破っていたキリオスは、「僕はトミーとプレーするときにはいつも、自分のベストテニスができるみたいだね。リターンとサービスという意味で、かなり非の打ちどころのない2試合ができたと思うよ」とコメントした。
試合を通して4度ブレークポイントに直面したキリオスは、そのすべてをセーブした。徐々にキリオスのサービスに慣れ始めたポールは観客の声援に後押しされて第2セット2-2から3つのブレークポイントを掴んだが、ものにすることはできなかった。
反対に第2セットでのキリオスは最終ゲームまで相手のサービスゲームを破るチャンスを作れなかったが、勝負のかかったそのゲームでこの試合3度目のブレークを果たして試合をストレートで終わらせた。
ここワシントンDCで決勝に進出したウインブルドン以来のシングルスをプレーしているキリオスは、「すべての試合が本当に重要だと感じている。僕はウインブルドンでまったくATPポイントを獲得してないから、とにかくこの集中した状態を維持しようとしているんだ」と試合後の記者会見で話した。
「でもこれはある意味でいいことだ。何故なら僕は変わらず、本当にいいパフォーマンスを見せているからね」
ジャック・ソック(アメリカ)とのコンビでダブルスにも参戦しているキリオスは木曜日にシングルス3回戦を戦ったあと、短い休憩を挟んでダブルス準々決勝を同じセンターコートでプレーする予定になっている。
写真◎Getty Images
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