20歳のドレイパーが初のUSオープンでオジェ アリアシムから殊勲の勝利、ここ3週間で2度目のトップ10撃破「特別な瞬間」

写真はここ3週間で2度目の対トップ10初勝利を挙げた20歳のジャック・ドレイパー(イギリス)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月29日~9月11日/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、20歳のジャック・ドレイパー(イギリス)が第6シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)を6-4 6-4 6-4で倒す番狂わせをやってのけた。

 このところの勢いを改めて証明したドレイパーに対し、オジェ アリアシムは今シーズンを通して見せてきた成績の不安定さを露呈してしまった

「言うまでもなく、フェリックスは途轍もなく厳しい相手だ。だからこそ彼はテニス界のトップにいるんだよ。僕は今日、本当にいいプレーをした。特別な瞬間だった」とドレイパーは試合後にコメントした。

 初のUSオープンでキャリア2度目の対トップ10勝利をマークしたドレイパーは、3週間前にモントリオールの2回戦でステファノス・チチパス(ギリシャ)から挙げた金星がまぐれでなかったことを証明した。

 1年前に世界ランク272位だったドレイパーは今や53位まで上昇し、ランキングの動向をリアルタイムで伝える新しいATPライブランキングでは46位に浮上した。

「僕はここ数年、多くの努力をつぎ込んできた。若い頃は多くのケガに見舞われ、やや不運だった。体の成長が急激だったんだ。でも僕はいつもテニスの能力を持っていた。大事なのは身体をいい状態に保ち、コートにいられるようにすることだったんだ」とドレイパーは自信を滲ませた。

 ドレイパーは次のラウンドで、チアゴ・モンテーロ(ブラジル)を6-3 6-3 5-7 6-4で破って勝ち上がった第27シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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