アルカラスがコリアを下して3回戦へ、今季の男子ツアー最多タイのマッチ46勝目をマーク [USオープン]

写真は3回戦に進出し、今季の男子ツアー最多タイのマッチ46勝目をマークしたカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月29日~9月11日/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第3シードのカルロス・アルカラス(スペイン)がフェデリコ・コリア(アルゼンチン)を6-2 6-1 7-5で下してベスト32に進出した。

 壮観なプレーで観る者を楽しませながら42本のウィナーを放ったアルカラスはチャンスがあればネットに出て容赦なくコリアを打ちのめしたが、第3セットではやや苦労した。

「試合を締めくくるのは決して簡単じゃない。フェデリコは非常にいいプレーをし始めていた。僕はその瞬間に自分が何をすべきかを考えるため、落ち着きを保たなければならなかった。僕は冷静さを保ち、厳しい瞬間に集中することができていた」とアルカラスは試合後のオンコートインタビューで語った。

 昨年の大会で準々決勝に進出してグランドスラム大会における最初の成功を経験していたアルカラスは19歳となった今、ATPランキング史上最年少の世界ナンバーワンになる可能性を手にしている。この日の勝利でアルカラスは、今季の戦績を46勝9敗とした。46勝はステファノス・チチパス(ギリシャ)と並び、2022年の男子ツアーで最多の勝利数となる。

「ここまで僕にとって、素晴らしいシーズンだった。僕はとてもいいプレーをしていると思う。今年もっとも多くの勝利を挙げた選手になれて凄くうれしいよ。でも僕は前を見つめ、同じ選手であり続けなければならない。頑張らなきゃね」とアルカラスはコメントした。

 アルカラスは次のラウンドで、第25シードのボルナ・チョリッチ(クロアチア)を6-4 7-6(10) 6-1で破って勝ち上がった21歳のジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)と対戦する。ふたりはともに若手のホープだが、今回が初対決となる。

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写真◎Getty Images

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