好調キリオスがディフェンディング・チャンピオン撃破で準々決勝へ、メドベージェフは世界1位陥落が確定 [USオープン]

写真はニック・キリオス(オーストラリア)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月29日~9月11日/ハードコート)の男子シングルス4回戦で、第23シードのニック・キリオス(オーストラリア)がディフェンディング・チャンピオンで第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)を7-6(11) 3-6 6-3 6-2で倒してベスト8に進出した。試合時間は2時間53分。

 フラッシングメドウに2年連続9度目の出場となる27歳のキリオスは、4度の3回戦進出(2014年、16年、18~19年)がこれまでの最高成績だった。不調に陥っていた昨年は、1回戦でロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)に3-6 4-6 0-6で敗れていた。

 7月にウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)で決勝に進出したあと8月のワシントンDC(ATP500/ハードコート)で優勝したキリオスは、今季の戦績を35勝9敗とした。

 この結果でキリオスは、メドベージェフとの対戦成績を4勝1敗とした。直近では3週間前にモントリオール(ATP1000/ハードコート)の2回戦で対決し、キリオスが6-7(2) 6-4 6-2で勝っていた。

 今大会でのキリオスは1回戦でタナシ・コキナキス(オーストラリア)を6-3 6-4 7-6(4)で、2回戦でバンジャマン・ボンジ(フランス)を7-6(3) 6-4 4-6 6-4で、3回戦ではワイルドカード(主催者推薦枠)のJ.J.ウルフ(アメリカ)を6-4 6-2 6-3で破って16強入りを決めていた。

 キリオスは次のラウンドで、第27シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)と対戦する。ハチャノフは4回戦で、第12シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)を4-6 6-3 6-1 4-6 6-3で下して勝ち上がった。

 タイトル防衛に失敗したメドベージェフは、大会後に更新される世界ランクで世界ナンバーワンの座から陥落することが確定した。

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写真◎Getty Images

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