「日本国籍に変更してから、こんなに皆が応援にきてくれた」ダブルス初戦敗退もファン増加を喜ぶ柴原瑛菜 [東レPPO]

まだ組み始めて2日目だという柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス)とルイーザ・ステファニー(ブラジル)


 3年ぶりの開催となる国内最大のWTAツアー公式戦「東レ パン・パシフィック・オープンテニス」(WTA500/東京都江東区・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/本戦9月19~25日/賞金総額75万7900ドル/ハードコート)の女子ダブルス1回戦で柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス)/ルイーザ・ステファニー(ブラジル)は第2シードのガブリエラ・ダブロウスキー(カナダ)/ジュリアーナ・オルモス(メキシコ)に3-6 1-6で敗れたあと、柴原が試合を振り返った。

「残念な結果になった。相手は今年ずっと一緒に組んできているいいチームなので、タフな試合になると思って準備してきた。私たちは初めて組んで、一緒に練習する時間も少なかった。ルイーザは先週インドの大会で優勝して、一昨日東京に着いて、昨日1回しか練習できなかった。準備がちょっと足りなかったかなと思います。私自身も体の調子が一昨日から100%でなかったので、サーブがいつものようにできなかったのが悔しいです。シングルスのアップ中に背中を痛めた影響で、肩周りの調子がよくないのでテーピングをしてやってきた。あまり治らなかったです」


柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス)は肩と背中の故障で得意のサービス、スマッシュで力を発揮できず

 敗れはしたが、日本でスタンドに多くのファンが集まったことを喜んだ。

「日本の国籍に変えて(2019年に日本国籍を選択)から、日本で皆の前でプレーできるのが初めて、こんなにみんなが観にきてくれるんだと、とてもうれしかった。私のために来てくれているのが初めて感じられて、フレンチ・オープンのミックスダブルスで優勝して観客が増えたことが実感できた」


 フレンチ・オープンのミックスダブルスで優勝して周囲の期待が高まっているが、変わらずに続けていくという。

「フレンチ・オープンで優勝してから、絶対期待は高くなるのは前からわかっていた。それに対して準備できていたと思う。そこは変わらない。ファンが多くなったのはとてもうれしいので、皆のためにいい戦い、いいプレーが見せたい。今日は100%出せなかったけど、応援してくれるのは凄くうれしいこと」

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