シフィオンテクがジェン・チンウェンにフルセット勝利、上位3シードが揃ってベスト8に進出 [サンディエゴ・オープン]

写真はイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「サンディエゴ・オープン」(WTA500/アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴ/10月10~16日/賞金総額75万7900ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)がラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のジェン・チンウェン(中国)を6-4 4-6 6-1で倒してベスト8に進出した。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、シフィオンテクはこれが初戦だった。この日のサンディエゴはあいにくの雨に見舞われたが、世界ランク1位のシフィオンテクは天候とジェンが繰り出す力強いテニスの双方を克服して勝利を掴んだ。

「チンウェンはフォアハンドでトップスピンをかけるから、ボールがかなり高く弾むの。通常とは違ったプレースタイルだから、今日はそれに適応しなければならなかった。でもどんな大会でも最初の試合で重要なのは、そこのコンディションに適応することよ」とシフィオンテクは試合後にコメントした。

 試合は雨で少し遅れて始まったが、シフィオンテクは相手のハードヒットをうまくかわしながら堅実なプレーで第1セットを先取した。サービスキープで進んだ第2セットはジェンが4-4から5つのブレークポイントをセーブし、次のゲームをブレークしてセットオールに追いついた。

 ジェンは第3セット第2ゲームでブレークポイントを手にしたが、シフィオンテクがサービスエースでピンチを凌ぐとそこから最後の6ゲームを連取して一気に決着をつけた。

 シフィオンテクは次のラウンドで、2019年USオープン優勝者のビアンカ・アンドレスク(カナダ)を6-4 4-6 6-3で破って勝ち上がった第6シードのコリ・ガウフ(アメリカ)と対戦する。

 そのほかの試合では第2シードのパウラ・バドーサ(スペイン)が予選勝者のルイーザ・チリコ(アメリカ)を6-0 6-3で退け、第3シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したスローン・スティーブンス(アメリカ)に1-6 6-3 6-2で逆転勝利をおさめ、マディソン・キーズ(アメリカ)は第8シードのダリア・カサキナ(ロシア)を6-4 6-3で下し、ベスト8が出揃った。

 準々決勝ではバドーサがダニエル・コリンズ(アメリカ)と、サバレンカが予選勝者のドナ・ベキッチ(クロアチア)と、キーズは第4シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)と顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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