トップ2シードが揃って初戦敗退、ベスト16が出揃う [グアダラハラ・オープン]

写真はリュドミラ・サムソノワ(ロシア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「グアダラハラ・オープン・アクロン」(WTA1000/メキシコ・ハリスコ州グアダラハラ/10月17~23日/賞金総額252万7250ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、トップ2シードが揃って敗れる番狂わせが起きた。

 第1シードのパウラ・バドーサ(スペイン)が第1セットを2-6で落としたあと体調不良を理由に棄権したためビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)の勝利が決まり、第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)はリュドミラ・サムソノワ(ロシア)に4-6 6-2 2-6で敗れた。

 上位8シードは1回戦がBYEで免除されており、バドーサとサバレンカはこの試合が初戦だった。

 3回戦ではサムソノワがマリー・ブーズコバ(チェコ)と、アザレンカは第13シードのマディソン・キーズ(アメリカ)と対戦する。キーズがアイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)に3-6 6-4 6-3で逆転勝利をおさめ、ブーズコバはカミラ・オソリオ(コロンビア)を6-3 6-1で退けた。

 この日初戦に臨んだバドーサとサバレンカ以外の上位シード勢は第3シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)、第5シードのコリ・ガウフ(アメリカ)、第8シードのベロニカ・クデルメトワ(ロシア)が揃って16強入りを決めた。

 ペグラがウインブルドン優勝者のエレナ・リバキナ(カザフスタン)に2-6 6-3 7-6(8)で競り勝ち、ガウフが予選勝者のエリザベッタ・コッチャレット(イタリア)を7-6(1) 6-3で下し、クデルメトワはワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したドナ・ベキッチ(クロアチア)を6-4 7-5で倒した。

 そのほかの試合では第12シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)、第14シードのダニエル・コリンズ(アメリカ)、マルチナ・トレビザン(イタリア)、スローン・スティーブンス(アメリカ)、アンナ・カリンスカヤ(ロシア)が勝ち上がり、ベスト16が出揃った。

 今年はアメリカ・テキサス州フォートワースで開催される世界トップ8によるエリート大会「WTAファイナルズ」の出場権を争うレースランキングで12位につけていた第10シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)は2回戦でスティーブンスに4-6 4-6で敗れ、自力出場の可能性がなくなった。

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写真◎Getty Images

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