ATPファイナルズ出場を目指すルブレフが初戦を突破「本当に重要な勝利」 [パリ・マスターズ]

写真はアンドレイ・ルブレフ(ロシア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ロレックス・パリ・マスターズ」(ATP1000/フランス・パリ/10月31日~11月6日/賞金総額600万8725ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス2回戦で第7シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)がジョン・イズナー(アメリカ)を6-2 6-3で下し、イタリア・トリノで開催される世界トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」出場のチャンスを高めた。

 上位8シードは1回戦がBYEで免除されており、ルブレフはこの試合が初戦だった。ルブレフは11本のサービスエースを決められながらも3度のブレークに成功し、過去3戦全敗だったイズナーから初勝利を挙げた。

 8つあるATPファイナルズ出場権のうちまだ決まっていない2枠を巡ってフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)、ルブレフ、テイラー・フリッツ(アメリカ)らが鎬を削っている。

 ウインブルドン覇者のノバク・ジョコビッチ(セルビア)がレースランキング(Race To Turin)で10位ながら『グランドスラム優勝者は11月のパリ・マスターズ終了時にトップ20にいれば出場権を獲得できる』という特別条項により既に資格を得ているためルブレフはボーダーラインぎりぎりの7位につけており、8位のフリッツに535ポイント差をつけている。

「トリノ出場権を目指して戦っている今だけに、本当に重要な勝利だ」とルブレフは試合後にコメントした。

「僕は少しラッキーだったと思う。これは彼(イズナー)が酷いケガをしてから初めて出た大会だった。僕はベースラインからのプレーで自信を感じていた。リターンを返してラリー戦になれば、自分にアドバンテージがあると感じてナーバスにならずに済んだからね」

 ルブレフは次のラウンドで、第10シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)とホルガ・ルーネ(デンマーク)の勝者と対戦する。フルカチュがワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したアドリアン・マナリノ(フランス)を7-6(5) 6-4で倒し、ルーネは3つのマッチポイントを凌いで元世界ランク3位のスタン・ワウリンカ(スイス)に4-6 7-5 7-6(3)で競り勝った。

 レースランキング9位につけているフルカチュは、今大会で優勝すればATPファイナルズ出場権を獲得することができる。

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写真◎Getty Images

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