ジョコビッチが世界190位の予選勝者に思わぬ苦戦も3回戦へ [オーストラリアン・オープン]
今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月16~29日/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第4シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が思わぬ苦戦を強いられながらも世界ランク190位で予選から勝ち上がってきたエンゾ・クアコー(フランス)を6-1 6-7(5) 6-2 6-0で退けベスト32に進出した。試合時間は3時間4分。
全豪に2年ぶり18回目の出場となる35歳のジョコビッチは、男子の最多記録となる9度(2008年、11~13年、15~16年、19~21年)の優勝を誇っている。4連覇に挑むはずだった昨年は、メルボルンに到着しながら新型コロナウイルス(COVID-19)のワクチン未接種を理由に強制送還されて参加できなかった。
ジョコビッチは次のラウンドで、ラスロ・ジェレ(セルビア)を6-3 6-2 6-0で破って勝ち上がった第27シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する。
そのほかの試合では第9シードのホルガ・ルーネ(デンマーク)、第22シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)、第24シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)、バンジャマン・ボンジ(フランス)、元世界ナンバーワンのアンディ・マレー(イギリス)、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のマイケル・モー(アメリカ)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したアレクセイ・ポプリン(オーストラリア)が3回戦に駒を進めた。
第8シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)がポプリンに7-6(4) 6-7(2) 4-6 7-6(6) 2-6で、第12シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)がモーに7-6(1) 4-6 3-6 2-6で、第14シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)はボンジに6-4 6-4 6-7(5) 1-6 6-7(4-10)で敗れ、それぞれ2回戦でシードダウンを喫した。
※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者、LLはラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)
男子シングルス2回戦|主な試合結果
○80ホルガ・ルーネ(デンマーク)[9] 7-5 6-4 6-4 ●77マキシム・クレッシー(アメリカ)
○84バンジャマン・ボンジ(フランス)4-6 4-6 7-6(5) 6-1 7-6(10-4) ●81パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)[14]
○88アレックス・デミノー(オーストラリア)[22] 7-6(3) 4-6 6-4 6-1 ●86アドリアン・マナリノ(フランス)
○96ノバク・ジョコビッチ(セルビア)[4] 6-1 6-7(5) 6-2 6-0 ●93エンゾ・クアコー(フランス)[Q]
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○100アレクセイ・ポプリン(オーストラリア)[WC] 6-7(4) 7-6(2) 6-4 6-7(6) 6-2 ●97テイラー・フリッツ(アメリカ)[8]
○109マイケル・モー(アメリカ)[LL] 6-7(1) 6-4 6-3 6-2 ●112アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)[12]
○114アンディ・マレー(イギリス)4-6 6-7(4) 7-6(5) 6-3 7-5 ●115タナシ・コキナキス(オーストラリア)
○120ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)[24] 4-6 2-6 6-3 6-2 6-2 ●118ブランドン・ホルト(アメリカ)[Q]
写真◎Getty Images
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