ATPとITAの提携によるカレッジテニス版「アクセラレーター・プログラム」が2023年から始動へ

写真はイメージ(Getty Images)


 男子プロテニス協会(ATP)とアメリカのカレッジテニスを統括する大学連合テニス協会(ITA)が水曜日に公式サイトを更新し、アメリカのカレッジテニスでプレーする選手の専門的な能力を開発する道筋を加速させるための画期的なコラボレーションについて発表した。

 両者の提携によりITA大学テニスランキングの上位者にATPチャレンジャー大会へのプレー機会を提供し、選手の能力開発とキャリアを後押しする。

 これは昨年12月に年末のITFジュニア世界ランク上位者にATPチャレンジャー大会レベルのプレー機会を提供する「アクセラレーター・プログラム」のカレッジテニス版で、意欲的な若いテニス選手にプロテニスへの移行を推進させる長期戦略の一環となる。

 プログラム対象者は6月初頭に発表される最終のITAシングルスランキングで上位20位以内に入り教育を終えた選手で、ATPチャレンジャー大会(チャレンジャー50および75)で最大8度(トップ10が本戦、11~20位は予選)の出場機会が与えられる。

 またNCAA(全米大学体育協会)ディビジョンⅠ男子テニス選手権で準々決勝以上に到達した選手は、20位以内に入っていない場合でもプログラムの資格を得ることができる。

 資格は2023年からの各シーズン7月1日から発生し、有効期間は12ヵ月間となっている。また在学中に資格を得た選手に関しては、同じく7月から12月までの6ヵ月間に6回の機会が与えられる。

 更にATPランキングを持った有資格者でチャレンジャー大会の予選に直接入れる選手は、本戦に昇格することが可能となる。

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写真◎Getty Images

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