ペグラがストレート勝利で準決勝へ、サカーリはガルシアとの死闘を制す [カタール・オープン]
WTAツアー公式戦の「カタール・トタルエナジーズ・オープン」(WTA500/カタール・ドーハ/2月13~18日/賞金総額78万637ドル/ハードコート)の女子シングルス準々決勝で、第2シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)がベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)を6-3 6-2で下してベスト4に進出した。
2年前の同大会では予選から6試合を戦い抜いて準決勝に進出したペグラだったが、上位シードとして臨んだ今年は2試合に勝って同じ段階に到達した。
「予選を戦っていた頃とは少し違うわね。肉体的にはずっと楽だけど、でもそれでも出場者の実力を考えれば厳しいことに違いないわ」とペグラは試合後にコメントした。
ペグラは次のラウンドで、第3シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)を6-2 6-7(5) 7-6(5)で破って勝ち上がった第5シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)と対戦する。
サカーリは第1セットでは主導権を握っていたが、続く2セットはお互いにブレークがないままタイブレークに突入する大接戦でどちらに転んでもおかしくない死闘となった。
「第2セットはお互いにピンチを凌いでキープし、第3セットはお互いに相手にチャンスを与えなかった。女子テニスではあまり見かけないような試合で、2人とも素晴らしい仕事をしたと思う。かなり印象的だったわ」とサカーリは試合を振り返った。
「第3セットのタイブレークは特別なものだった。第2セットのタイブレークは勇気を出せなかったけど、第3セットでは勇敢だった。それが凄くうれしいの」
そのほかの試合では第8シードのベロニカ・クデルメトワ(ロシア)が第4シードのココ・ガウフ(アメリカ)を6-2 3-6 6-1で振りきり、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)に対する準決勝に駒を進めた。シフィオンテクは準々決勝で対戦予定だった第7シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)が疲労を理由に棄権したため、前日のうちに不戦勝で勝ち上がりを決めていた。
写真◎Getty Images
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