18歳フィスがストレート勝利でシナーとの2回戦へ「プレーレベルの問題ではなく、どちらがチャンスを掴むかだ」 [ATPマルセイユ]
ATPツアー公式戦「オープン13プロバンス」(ATP250/フランス・マルセイユ/2月20~26日/賞金総額78万4830ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス1回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した18歳のアルトゥール・フィス(フランス)がロマン・サフィウリン(ロシア)を6-4 6-3で下して地元の観客を沸かせた。
第2セット第8ゲームで直面した唯一のブレークポイントを凌いだフィスは、相手のサービスゲームを3度破って1時間25分で試合を締めくくった。
「素晴らしい試合ができた。すべてのポイントに集中していたし、サービスがかなりよかった。一度だけブレークポイントを握られたけど、いいプレーができたし満足しているよ」とフィスは試合を振り返った。
2週間前にモンペリエでツアー本戦初勝利を挙げると準決勝まで勝ち進む快進撃を見せたフィスはフランス国内で大きな注目を浴びるようになったことについて聞かれ、「多くの期待がかかっていることは自覚しているけど、それほど大きなプレッシャーは感じていないよ」と答えた。
フィスは次のラウンドで、第2シードのヤニク・シナー(イタリア)と対戦する。上位4シードは初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。ふたりはモンペリエの準決勝で対決したばかりで、そのときはシナーが7-5 6-2で勝っている。
「それはプレーレベルの問題ではなく、どちらがチャンスを掴むかということなんだ。もしそれを逃さなければ、僕が勝つ可能性は大いにあるはずだよ。メンタルの戦いになるだろうね。どちらが先に屈服するのか見てみようじゃないか」とフィスは雪辱に向けて意気込みを語った。
そのほかの試合ではアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)、バンジャマン・ボンジ(フランス)、スタン・ワウリンカ(スイス)の3人が8強入りを決め、ミカエル・イーメル(スウェーデン)は2回戦に駒を進めた。ボンジが第5シードのマキシム・クレッシー(アメリカ)に6-7(5) 6-4 6-3で競り勝ち、元世界ランク3位のワウリンカは第7シードのリシャール・ガスケ(フランス)を4-6 7-5 6-2で倒してそれぞれシードダウンを演じた。
写真◎Getty Images
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