アルカラスとノリーのトップ2シードが苦戦を強いられながらも準決勝へ [リオ・オープン]
ATPツアー公式戦「リオ・オープン」(ATP500/ブラジル・リオデジャネイロ/2月20~26日/賞金総額217万8980ドル/クレーコート)の男子シングルス準々決勝で、第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)がドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)を6-4 7-6(0)で下してベスト4に進出した。
試合を通して32本のウィナーを決めたアルカラスは17回試みたネットプレーで16ポイントを取ったにもかかわらず、アンフォーストエラーも25本と多く試合は簡単なものではなかった。
第5ゲームでサービスダウンを喫したあと4ゲームを連取して第1セットを先取したアルカラスは、第2セットも2-4から巻き返して5-5で迎えたサービスゲームで40-0としながらキープすることができず窮地に立たされた。しかし彼はセットポイントをネットプレーで凌いでブレークバックに成功し、持ち込んだタイブレークで7ポイントを連取して1時間54分で勝利を決めた。
「タフな相手に対して挽回する方法を見つけるため、本当に集中してチャンスを待たなければならなかった」とアルカラスは苦しかった試合を振り返った。
アルカラスは次のラウンドで、第6シードのセバスチャン・バエス(アルゼンチン)を6-3 7-6(3)で破って勝ち上がった予選勝者のニコラス・ジャリー(チリ)と対戦する。
もうひとつの準決勝は、キャメロン・ノリー(イギリス)とベルナベ・サパタ ミラージェス(スペイン)の顔合わせとなった。第2シードのノリーがウーゴ・デリエン(ボリビア)に4-6 6-1 6-4で逆転勝利をおさめ、サパタ ミラージェスは第7シードのアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)との同胞対決を6-4 2-6 6-4で制した。
「いいスタートが切れず、リターンのミスも多くて望んでいたようにポイントを取ることができていなかった。(第1セットを落としたあと)我慢強く戦う必要があった。何故かはわからないけどリターンがあまり返せず、サービスでは珍しくトスがうまくできないときがあった。僕はとにかく踏ん張り抜き、必要なときに集中力を上げて乗りきったんだ」とノリーは試合後にコメントした。
「(マッチポイントでの2本を含め)ダブルフォールトがいつくかあったけど、それは彼がセカンドサーブに凄くプレッシャーをかけてきたから仕方ない。少し力が入ってしまったせいもあるかもしれないね。それについては何も心配していないよ。明日はもう少し力強く試合を始める必要があるだけだ」
写真◎Getty Images
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