シフィオンテクがアンドレスクとの新旧USオープン女王対決を制して4回戦へ [WTAインディアンウェルズ]

写真はイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「BNPパリバ・オープン」(WTA1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月日8~19日/賞金総額880万ドル/ハードコート)の女子シングルス3回戦で、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が2019年USオープン優勝者で第32シードのビアンカ・アンドレスク(カナダ)を6-3 7-6(1)で倒してベスト16に進出した。

 ワンブレーク差で第1セットを先取したシフィオンテクは第2セット5-4からのサービング・フォー・ザ・マッチで試合を終わらせることができなかったが、突入したタイブレークを1ポイントしか落とさず制して2時間7分で今季の女子ツアーで最多となる14回目のストレート勝利を決めた。

「彼女はうまくリズムを変えてきた。このサーフェスでは厳しくなりかねないわ。でも私は試合の大部分で安定したプレーができたし、タイブレークで落ち着きを取り戻して集中力を高めることができたから満足している。プレッシャーの中でどのようにプレーできるかを知ることができてよかったとさえ思っているくらいよ」とシフィオンテクは試合後のオンコートインタビューで語った。

 シフィオンテクは次のラウンドで、第13シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)を6-1 2-6 6-4で破って勝ち上がった2021年USオープン女王のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)と対戦する。両者は昨年4月にシュツットガルト(WTA500/室内クレーコート)の準々決勝で一度顔を合わせており、シフィオンテクがストレートで勝っている。

「戦術的にしっかり準備を整えるつもりよ。私のゴールはすべての試合に同じやり方でアプローチすることなの。既にリズムを掴んでいると思うから、これからどんどんプレーがよくなっていくことを願っているわ」とシフィオンテクは次戦を見据えた。

 そのほかの試合では第5シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)、第10シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)、予選勝者のバルバラ・グラチェワ(ロシア)、カロリーナ・ムチョバ(チェコ)、マルケタ・ボンドルソバ(チェコ)、ソラナ・シルステア(ルーマニア)が16強入りを決めた。

 ガルシアが第30シードのレイラ・フェルナンデス(カナダ)を6-4 6-7(5) 6-1で振りきり、ルバキナが第21シードのパウラ・バドーサ(スペイン)を6-3 7-5で下し、ムチョバは第23シードのマルチナ・トレビザン(イタリア)を6-4 3-6 6-4で退けた。

 トップ10プレーヤーでは2回戦敗退に終わったオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)以来の復帰戦に臨んでいた第4シードのオンス・ジャバー(チュニジア)がボンドルソバに6-7(5) 4-6で、第8シードのダリア・カサキナ(ロシア)は同胞のグラチェワに4-6 4-6で敗れた。ジャバーはオーストラリアン・オープン2回戦でもボンドルソバと対決し、1-6 7-5 1-6で苦杯を喫していた。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles