ドレイパーが尊敬する自国の先輩マレーを倒して16強入り「このコートで対戦できて本当に光栄」 [ATPインディアンウェルズ]

写真はジャック・ドレイパー(イギリス/右)とアンディ・マレー(イギリス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「BNPパリバ・オープン」(ATP1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月日8~19日/賞金総額1014万3750ドル/ハードコート)の男子シングルス3回戦で、ジャック・ドレイパー(イギリス)が元世界ナンバーワンのアンディ・マレー(イギリス)との同胞対決を7-6(6) 6-2で制して16強入りを決めた。

 競り合いの末に突入したタイブレークを制して第1セットを先取したドレイパーは、サウスポーから繰り出すサービスとフォアハンドを武器に第2セット2-2から最後の4ゲームを連取して2時間3分に渡る壮観な試合を締めくくった。

 イギリスの時代を担う21歳のドレイパーと元エースのマレーがツアーで対決したのは、これが初めてだった。ドレイパーは2回戦で第24シードのダニエル・エバンズ(イギリス)を倒しており、2試合連続で自国の先輩から勝利をおさめた。

「僕は子供の頃からアンディに憧れ、彼を尊敬してきた。彼が2013年にウインブルドンで初めて優勝したのを観たんだ。それから彼と知り合い、2019年からは一緒に練習することも多くあった。彼は本当に特別な人で、偉大なチャンピオンであると同時に人としても立派なんだ。このコートで対戦できて本当に光栄だよ」とドレイパーは試合後にコメントした。

「僕は自分の武器を駆使して自分のテニスで挑み続けたいんだけど、ここのコンディションでは簡単じゃない。今夜はコートがかなり遅くて風も少し渦巻いていたし、相手がとても手強いアンディだったしね。僕はコーチと一緒に上達に取り組んでおり、その成果は間違いなく出始めている」

 ドレイパーは次のラウンドで、第31シードのタロン・グリークスプア(オランダ)を7-6(4) 6-3で破って勝ち上がった第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)と対戦する。ふたりは昨年10月にバーゼルの1回戦で一度顔を合わせており、アルカラスが苦戦を強いられながらも3-6 6-2 7-5で勝っている。

「ダン(エバンズ)とアンディを倒したことは次の試合に向けて自信になる。カルロスはあれからまたレベルアップしている。彼は世界ナンバーワンになった選手であり、昨年は並外れたシーズンを送った。真剣勝負の場で彼とふたたび戦えるのは素晴らしいことだよ」とドレイパーは次戦を見据えた。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles