シナーがワウリンカを退け前年覇者フリッツに対する準々決勝へ「今日のスコアは内容に即していない」 [ATPインディアンウェルズ]

写真は男子シングルス3回戦でのヤニク・シナー(イタリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「BNPパリバ・オープン」(ATP1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月日8~19日/賞金総額1014万3750ドル/ハードコート)の男子シングルス4回戦で、第11シードのヤニク・シナー(イタリア)が元世界ランク3位のスタン・ワウリンカ(スイス)を6-1 6-4で下して8強入りを決めた。

 2月にモンペリエでツアー7勝目を挙げたシナーがベスト8以上に進出したのは今季出場した6大会で4度目となり、同大会の同種目でイタリア人選手が8強入りしたのは今回が初となる。

 お互いにベースラインからハードヒットして鎬を削り合った試合だったが、シナーの俊敏性とディフェンス力が違いを生み出した。デュースが多く合計23本のブレークポイントがあったこの試合で、シナーは直面した9つのブレークポイントのうち8本をセーブした。

「今日のスコアは内容に即していない。長いラリーがあってどのゲームもかなり競っていたし、2人とも凄くいいプレーをしていたと思う。第2セット4-3からのサービスゲームは少しラッキーだったよ」とシナーは試合を振り返った。

「同じ試合はひとつもない。前の試合ではバックハンドの調子が悪くて苦労したけど、今日はバウンドが高かったからしっかり打ち抜くことができてよかったよ。改善できることはまだあると感じている。今日はサービスがあまりよくなかったけど、明日は試合がないから練習して明後日に備えたいと思っている」

 シナーは次のラウンドで、マートン・フチョビッチ(ハンガリー)を6-4 6-3で破って勝ち上がったディフェンディング・チャンピオンで第4シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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