アルカラスがドレイパーの途中棄権で準々決勝へ、次は6つのマッチポイントを凌いだオジェ アリアシム [ATPインディアンウェルズ]

写真はカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「BNPパリバ・オープン」(ATP1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月日8~19日/賞金総額1014万3750ドル/ハードコート)の男子シングルス4回戦でジャック・ドレイパー(イギリス)が腹筋のケガを理由に第2セット途中で棄権し、46分でカルロス・アルカラス(スペイン)の勝利が決まった。

 オープニングゲームをブレークしたアルカラスは第2ゲームを0-40からキープすると、もう一度相手のサービスゲームを破って第1セットを6-2で先取した。試合が進むにつれて腹筋の問題に苦しめられて強いサービスを打てなくなったドレイパーは第1セット終了後にトレーナーのチェックを受けて第2セットに臨んだが、そこから1ポイントしか取れず0-2とリードされた時点で試合続行を断念した。

 ふたりは昨年10月にバーゼル(ATP500/室内ハードコート)の1回戦で一度顔を合わせており、アルカラスが苦戦を強いられながらも3-6 6-2 7-5で勝っていた。第1シードのアルカラスは今大会で優勝すればノバク・ジョコビッチ(セルビア)から世界ナンバーワンの座を奪い返すことができるが、それを維持するためには続くマイアミ(ATP1000/ハードコート)でタイトルを防衛しなければならない。

 アルカラスは次のラウンドで、第17シードのトミー・ポール(アメリカ)を3-6 6-3 7-6(6)で破って勝ち上がった第8シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)と対戦する。第3セット0-3から巻き返したオジェ アリアシムは5-6からのサービスゲームで0-40から5ポイントを連取してピンチを切り抜け、持ち込んだタイブレークでも3-6とされながら合計6つのマッチポイントを凌いだ末に逆転勝利をおさめた。

 そのほかの試合ではディフェンディング・チャンピオンで第4シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)、第5シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)、第10シードのキャメロン・ノリー(イギリス)、第11シードのヤニク・シナー(イタリア)、第14シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)、第23シードのアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。

 シード対決ではメドベージェフが試合中に転倒して右足首を負傷しながらも第12シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に6-7(5) 7-6(5) 7-5で競り勝ち、ノリーは第6シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)を6-2 6-4で退けた。

 準々決勝ではフリッツがシナーと、メドベージェフがダビドビッチ フォキナと、ノリーはティアフォーと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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