ナカシマが安定したプレーで初戦突破、マレーとモンフィスは敗退 [マイアミ・オープン]

写真はブランドン・ナカシマ(アメリカ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「マイアミ・オープン」(ATP1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月22日~4月2日/賞金総額1015万5105ドル/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、21歳のブランドン・ナカシマ(アメリカ)がオスカー・オッテ(ドイツ)を7-6(3) 6-3で倒して大会をスタートした。

 終始安定したプレーを見せた世界ランク45位のナカシマは、重要なポイントでレベルを引き上げる勝負強さも発揮した。試合を通して一度もブレークポイントに直面しなかったナカシマはタイブレークで一連の目覚ましいウィナーを決めて第1セットを先取し、第2セットでは第6ゲームで奪った唯一のブレークを最後まで守って1時間28分で試合を締めくくった。

 ナカシマは次のラウンドで、第20シードのアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)と対戦する。シード勢は初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。両者は1月にアデレードの1回戦で一度対決しており、ダビドビッチ フォキナが6-2 7-6(3)で勝っている。

 この日プレーしたナカシマ以外の地元アメリカ勢はJ.J.ウルフ(アメリカ)がアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)を7-5 6-3で退け、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したエミリオ・ナバ(アメリカ)はジョン・イズナー(アメリカ)との同胞対決を7-6(5) 7-6(4)で制してそれぞれ2回戦に駒を進めた。

 そのほかの試合ではマルク アンドレア・ヒュスラー(スイス)、エミル・ルースブオリ(フィンランド)、ラスロ・ジェレ(セルビア)、ウー・イービン(中国)、マートン・フチョビッチ(ハンガリー)、ドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)、ユーゴ・アンベール(フランス)、イリヤ・イバシカ(ベラルーシ)、アレクセイ・ポプリン(オーストラリア)、ワイルドカードを得て参戦した日本のダニエル太郎(エイブル)、ファクンド・バグニス(アルゼンチン)、予選勝者のヤン レナード・ストルフ(ドイツ)、ギド・ペラ(アルゼンチン)が初戦を突破した。

 ラヨビッチがこのところ復調の兆しを見せていた元世界ナンバーワンのアンディ・マレー(イギリス)を6-4 7-5で下し、ケガからの復帰3戦目に臨んだ36歳のガエル・モンフィス(フランス)は同胞のアンベールに対する1回戦を第1セット3-3の時点で手首のケガを理由にリタイアした。

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写真◎Getty Images

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