ラフェチュカが大会デビュー戦に勝利「ここのコンディションは僕に合っている」 [マイアミ・オープン]

写真はイリ・ラフェチュカ(チェコ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「マイアミ・オープン」(ATP1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月22日~4月2日/賞金総額1015万5105ドル/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、21歳のイリ・ラフェチュカ(チェコ)がフェデリコ・コリア(アルゼンチン)を6-3 6-4で下して大会デビュー戦を勝利で飾った。

 ここ1年で大きく飛躍してATPマスターズ1000大会で3度目の本戦に臨んだ世界ランク44位のラフェチュカは、立ち上がりに3-0とリードを奪って試合の主導権を握った。ラフェチュカは力強いストロークを打ち込み、チャンスがあればすかさず前にも出る積極的なプレーで63分しかかけずに勝利をものにした。ラフェチュカは試合を通して23本のウィナーを決め、ネットプレーを75%の高確率で成功させた。

「ここのコンディションは(多くの選手が遅いと指摘した)インディアンウェルズよりもずっと僕に適している。ここのサーフェスはより速く、ボールもより飛んでくれるからね。マイアミで試合をしたのは初めてだったから難しかったけど、うまくできたと思う」とラフェチュカは試合後にコメントした。

「今日はサービスが凄くよかった。フェデリコがハードコートでも強くなったことは知っていたから、しっかり準備しようとただけに勝ててうれしいよ」

 ラフェチュカは次のラウンドで、第18シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)と対戦する。シード勢は初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。ふたりは昨年2月にロッテルダムの準々決勝で一度対決し、ラフェチュカが6-3 1-6 7-5で勝っている。

 この日プレーした地元アメリカ勢は同士討ち1試合を含めマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のアレクサンダー・コバチェビッチ(アメリカ)、予選勝者のクリストファー・ユーバンクス(アメリカ)が2回戦に駒を進めたが、マルコス・ギロン(アメリカ)は予選を勝ち上がってきたクリスチャン・ガリン(チリ)に4-6 6-2 4-6で敗れた。

 そのほかの試合ではリシャール・ガスケ(フランス)、アレックス・モルチャン(スロバキア)、ロレンツォ・ソネゴ(イタリア)、アドリアン・マナリノ(フランス)、グレゴワール・バレール(フランス)、トマス マルティン・エチェベリ(アルゼンチン)、カンタン・アリス(フランス)、チアゴ・モンテーロ(ブラジル)、ロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)、ラッキールーザーのタナシ・コキナキス(オーストラリア)、予選勝者の綿貫陽介(フリー)が初戦を突破した。

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写真◎Getty Images

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