タイトル防衛を目指すアルカラスが因縁の相手チチパスに対する決勝へ「以前のことは忘れ、自分の試合に集中して勝利を目指す」 [バルセロナ・オープン]

写真はカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「バルセロナ・オープン・バンコサバデル」(ATP500/スペイン・カタルーニャ州バルセロナ/4月18~24日/賞金総額280万2580ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準決勝で、第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が第12シードのダニエル・エバンズ(イギリス)を6-2 6-2で下して2連覇に王手をかけた。

 相手のサービスゲームを2度破って快調に第1セットを先取したアルカラスは第2セット4-0とリードしたあと一度サービスダウンを喫したが、最終ゲームで5度目のブレークに成功して1時間20分で勝利を決めた。

 アルカラスは決勝で、第9シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)を6-4 5-7 6-3で破って勝ち上がった第2シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)と対戦する。チチパスは競った第2セットを落したが、冷静さを失うことなく直ちに奮起して最終的に勝利をもぎ取った。

 ふたりは昨年の大会では準々決勝で顔を合わせてアルカラスが6-4 5-7 6-2で勝ったが、チチパスが第3セットの途中に長いトイレットブレークを取ったことで物議を醸していた。

「昨年は言ってみれば“スパイシー”な試合だったね」と昨年の対決を振り返ったアルカラスは、「彼(チチパス)がコートの外でとてもいい人なのは知っている。だから以前に起きたことはすべて忘れ、明日は自分の試合に集中して勝利を目指すよ」と次戦を見据えた。

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写真◎Getty Images

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