オソリオがWTA1000大会で初の16強入り、2月に完敗したガルシアに対する雪辱に成功 [イタリア国際]

写真はカミラ・オソリオ(コロンビア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「BNLイタリア国際」(WTA1000/イタリア・ローマ/5月9~20日/賞金総額357万2618ドル/クレーコート)の女子シングルス3回戦で、予選から勝ち上がってきたカミラ・オソリオ(コロンビア)が第5シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)を6-4 6-4で倒す番狂わせを演じた。

 脚の負傷で2ヵ月ほど戦線離脱を余儀なくされた21歳のオソリオは4月に世界ランクを115位まで落としたが、復帰戦だった前週のマドリッドで3回戦に進出するなどしてトップ100に返り咲いて今大会を迎えている。クレー巧者として知られる元世界33位のオソリオは雨でコートが遅くなったコンディションをフル活用し、2月のリヨン準決勝で2-6 2-6で完敗を喫していたガルシアに対する雪辱に成功した。

 ガルシアは遅くなったコートでアグレッシブなショットが効果を発揮できず、オソリオの多彩なプレーで辛抱強さをなくして相手の3倍以上となる38本のアンフォーストエラーを犯した。

「彼女(ガルシア)はリヨンで信じられないようなテニスをしていた。ふたたび彼女と戦う機会得て、勝つことができたなんて信じられないわ」とWTA1000大会で初の16強入りを決めたオソリオは試合後にコメントした。

「彼女は超アグレッシブなプレーヤーで、常にコートの中に踏み込んで打ってこようとする。サービスゲームでもリターンゲームでも常にプレッシャーを感じるから、私はたくさん決められることは覚悟して自分がコントロールできることだけを考えた。サービスをしっかり打ち分け、最初のショットに対してしっかり準備すること。サービスを打ったら脚を動かし、リターンを打ったら脚を動かし、下がらずに踏み込んでいこうとしていたの」

 キャリア2度目の対トップ10勝利を挙げたオソリオは次のラウンドで、第17シードのマグダ・リネッテ(ポーランド)を7-5 6-4で破って勝ち上がった第12シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)と対戦する。

 そのほかの試合では第11シードのベロニカ・クデルメトワ(ロシア)が第23シードのアナスタシア・ポタポワ(ロシア)との同胞対決を7-5 3-6 6-1で制し、第22シードのジェン・チンウェン(中国)が予選勝者のアンナ・ボンダール(ハンガリー)を7-6(2) 6-4で退け、第30シードのアンヘリーナ・カリニーナ(ウクライナ)がソフィア・ケニン(アメリカ)を6-4 6-2で下し、ワン・シユ(中国)は予選勝者のテイラー・タウンゼント(アメリカ)に6-2 0-6 7-5で競り勝ちそれぞれ16強入りを決めた。

 この日は雨で進行が遅れたため、予定されていたボトムハーフ(ドローの下半分)の女子シングルス3回戦残り2試合は翌日に延期となった。

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写真◎Getty Images

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