世界1位復帰確定のアルカラスが大会デビュー戦に勝利 [イタリア国際]

2023-05-14

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世界1位復帰確定のアルカラスが大会デビュー戦に勝利 [イタリア国際]

テニスマガジン編集部

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写真はカルロス・アルカラス（スペイン）（Getty Images）

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　ATPツアー公式戦「BNLイタリア国際」（ATP1000／イタリア・ローマ／5月10～21日／賞金総額863万7966ユーロ／クレーコート）の男子シングルス2回戦で、第2シードのカルロス・アルカラス（スペイン）がアルベルト・ラモスビノラス（スペイン）との同胞対決を6-4 6-1で制して大会デビュー戦を勝利で飾った。

　シード勢は1回戦がBYEで免除されており、アルカラスはこの試合が初戦だった。バルセロナとマドリッドを制して今大会を迎えているアルカラスは連勝を「12」に伸ばし、今季の戦績を30勝2敗とした。

　この日は雨によって進行が遅れ、アルカラスも待たされることになった。オープニングゲームでサービスダウンを喫したアルカラスは第4ゲームでブレークバックに成功し、5-4から相手のサービスゲームを破って第1セットを先取すると第2セットでは1ゲームしか落とさず1時間26分で試合を締めくくった。

　雨でコートが湿ってボールは重かったが、アルカラスはそれでも28本のウィナーを決めた。アルカラスは今大会に出場するだけでノバク・ジョコビッチ（セルビア）から世界ナンバーワンの座を奪い返すことができるが、出るだけでなくまずは1勝目を挙げた。

「簡単ではなかった。どの大会でも初戦は難しいけど、特にクレーコートでのアルベルトは本当に手強い相手だからね。勝つために早く順応する必要があった。雨が降って待ち時間も長く、コンディションも難しかった。自分がプレーするかどうかもわからなかったけど、いいプレーをして勝ち進むことができて本当によかったよ」とアルカラスは試合後にコメントした。

　アルカラスは次のラウンドで、第32シードのイリ・ラフェチュカ（チェコ）と予選から勝ち上がってきたファビアン・マロジャン（ハンガリー）の勝者と対戦する。この試合は最終セットにもつれ込んだが、ラフェチュカから6-4 1-6 1-2の時点で雨により順延となった。

　そのほかの試合では第6シードのアンドレイ・ルブレフ（ロシア）、第15シードのボルナ・チョリッチ（クロアチア）、第27シードのアレハンドロ・ダビドビッチフォキナ（スペイン）、第31シードのベルナベ・サパタミラージェス（スペイン）、ロレンツォ・ソネゴ（イタリア）、ロベルト・カルバレスバエナ（スペイン）、J.J.ウルフ（アメリカ）が2回戦を突破したが、中断した3試合を含む7試合が雨により翌日に持ち越された。

　第14シードのホベルト・フルカチュ（ポーランド）がウルフに3-6 4-6で、第20シードのダニエル・エバンズ（イギリス）がカルバレスバエナに6-7(5) 7-5 4-6で、第25シードの西岡良仁（ミキハウス）はソネゴに5-7 3-6で敗れ、それぞれ初戦でシードダウンを喫した。

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写真◎Getty Images

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