3時間41分の今季女子ツアー最長試合を制したカリニーナがWTA1000大会で初のベスト4進出 [イタリア国際]

写真はアンヘリーナ・カリニーナ(ウクライナ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「BNLイタリア国際」(WTA1000/イタリア・ローマ/5月9~20日/賞金総額357万2618ドル/クレーコート)の女子シングルス準々決勝で第30シードのアンヘリーナ・カリニーナ(ウクライナ)が第12シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)を6-7(2) 7-6(6) 6-3で倒し、WTA1000レベルの大会で初のベスト4進出を決めた。

 5-2とリードしながら巻き返されてタイブレークの末に第1セットを落としたカリニーナは一進一退の第2セットをふたたびもつれ込んだタイブレークを制してセットオールに追いつき、第3セット0-3から最後の6ゲームを連取して死闘を締めくくった。

 試合時間3時間41分はエリカ・アンドレーワ(ロシア)がハリエット・ダート(イギリス)に勝った2月末のオースティン(WTA250/ハードコート)1回戦とカミラ・ジョルジ(イタリア)がカイア・カネピ(エストニア)を下した3月のマイアミ(WTA1000/ハードコート)1回戦の3時間32分を塗り替え、今季の女子ツアー本戦の最長記録となる。

 前年に8強入りしたマドリッド(WTA1000/クレーコート)で初戦敗退を喫したカリニーナは世界ランクを34位から47位に落として今大会を迎えていたが、フレンチ・オープンを前にグランドスラム大会シード圏内のトップ30に復帰することが確実となった。

 カリニーナは次のラウンドで、第22シードのジェン・チンウェン(中国)を3-6 6-3 6-4で破って勝ち上がった第11シードのベロニカ・クデルメトワ(ロシア)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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