ディミトロフが今季初の対トップ10勝利で2017年シーズン以来の優勝に王手、ジャリーは2019年決勝の雪辱に成功 [ジュネーブ・オープン]

写真はロレックス・モンテカルロ・マスターズでのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ゴーネット・ジュネーブ・オープン」(ATP250/スイス・ジュネーブ/5月21~27日/賞金総額63万705ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準決勝で、第4シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)が第2シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)に3-6 7-5 7-6(2)で競り勝ち2017年シーズン以来の優勝に王手をかけた。

 ワンブレーク差で第1セットを落としたディミトロフは第2セット2-4から巻き返してセットオールに追いつくと、第3セットのタイブレークを制して2時間52分で今季初の対トップ10勝利を挙げた。ディミトロフはここまで準決勝で11連敗を喫していたが、ここで悪い連鎖を断ち切った。

「クレイジーな試合だった。自分の戦いぶりには満足しているし、今日のファンは素晴らしかった。決勝に進出できて凄くいい気分だけど、仕事はまだ終わっていない。僕はどんな試合も軽視しない。ここには目的を持って乗り込んできたけど、明日に仕上げるつもりだ」とディミトロフは試合後にコメントした。

 2017年ATPファイナルズ以来のツアー9勝目を目指すディミトロフは決勝で、第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を7-6(3) 6-3で破って勝ち上がったニコラス・ジャリー(チリ)と対戦する。ふたりは2019年大会の決勝で対決してズベレフが6-3 3-6 7-6(8)で勝っていたが、ジャリーがそのときの借りを返した。

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写真◎Getty Images

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