敗れたジャバーがアダッド マイアの快挙を笑顔で賞賛「いつか彼女がグランドスラム大会で優勝できるよう願っている」 [フレンチ・オープン]

写真は準々決勝で敗れてコートをあとにするオンス・ジャバー(チュニジア/左)、後ろはベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月28日~6月11日/クレーコート)の女子シングルス準々決勝で、第14シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)が第7シードのオンス・ジャバー(チュニジア)に3-6 7-6(5) 6-1で逆転勝利をおさめてベスト4進出を果たした。

 第1セットを落としたアダッド マイアはすべてサービスキープで進んだ第2セットをタイブレークの末に取り返すと、第3セットでは1ゲームしか与えず2時間29分で勝利を決めた。フルセットの戦いを重ねてきたアダッド マイアは、シングルスだけで13時間以上戦った末に4強の舞台に辿り着いた。

 アダッド マイアは準決勝で、第6シードのココ・ガウフ(アメリカ)を6-4 6-2で破って勝ち上がった第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)と対戦する。

 競った末の敗戦だったにもかかわらず、ジャバーは試合後の記者会見で「私が何を感じているか知りたくない?」といたずらっ子のような笑みを見せて記者たちに問いかけた。

「ええ、難しい試合だった。マイアと対戦するのは決して簡単じゃないけど、彼女は本当にいいプレーをした。私の頭の中では既にグラスコートシーズンがスタートしているわ」

 自分自身もアフリカ大陸出身者として4つのグランドスラム大会すべてで準々決勝に進出した初の女子テニス選手となったジャバーは、1968年USオープンで成し遂げたマリア・ブエノ(ブラジル)以来となる四大大会の同種目で4強入りしたブラジル人選手となったアダッド マイアを称えた。

「彼女は私より長くプレーしている。でも彼女は野獣よ。彼女の幸運を祈っているわ。正直に言うと、彼女のストーリーと私のストーリーは似ていると感じているの。私は彼女とブラジルのことを喜んでいる。彼女が母国のためにもっと多くのことを成し遂げることを願っている」とジャバーは語った。

「彼女は本当に素晴らしい選手よ。彼女がいつの日かグランドスラム大会で優勝できるよう願っている」

 クレーコートシーズンのジャバーは4月にチャールストンでタイトルを獲得したあとシュツットガルト準決勝でふくらはぎを負傷して途中棄権を余儀なくされ、復帰戦だった5月のローマでは初戦敗退を喫して今大会を迎えていた。

「気分は悪くないわ。ツアー復帰を急いでしまったけど、それはロラン・ギャロスに向けて準備したかったからなの。フィジカルトレーニングやコートでの練習など十分な時間は取れなかったけど精一杯やった。短い時間だったけど、できることはすべてやった。今日は最後まで自分をプッシュしようとしたけど、結果にはかなり満足している」とジャバーは大会を振り返った。

「私は本当にウインブルドンでタイトルを獲りにいきたいと思っている。それを夢見ている。昔からずっと欲しかったものだから。去年は本当にあと少しだったから残念だった。頭に思い描いたことは実現できると私は信じている。だから間違いなく私の頭にはそれ(ウインブルドン優勝)があるわ」

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写真◎Getty Images

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