マクドナルドが前年覇者フリッツを倒して準々決勝へ「友人との対戦は常に難しい」 [ATPイーストボーン]

写真はマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ロスシー国際」(ATP250/イギリス・イーストボーン/6月26日~7月1日/賞金総額79万1545ユーロ/グラスコート)の男子シングルス2回戦で、世界ランク64位のマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)が同胞で第1シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)を7-6(3) 7-6(8)で倒す番狂わせを演じた。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、ディフェンディング・チャンピオンのフリッツはこの試合が初戦だった。フリッツは昨年のウインブルドンで8強入りしたが、前哨戦3大会で2勝3敗という戦績で本番を迎えることになった。

 フリッツは両セットとも先にブレークしながら後半に追いつかれ、2つのタイブレークを落として競り負けた。フリッツは第2セットのタイブレークで2度セットポイントを握ったが、マクドナルドがサービスエースとネットプレーで凌ぐと2時間21分で勝利をもぎ取った。

「これは僕にとって大きな勝利だ。テイラーは親しい友人なんだけど、そんな相手と対戦するのは常に難しい。激しいバトルだった。自分の戦いぶりには満足しているし、今日は見応えある試合を見せられたと思う。本当に楽しかったよ」とマクドナルドは試合後のオンコートインタビューで語った。

 マクドナルドは次のラウンドで、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したリアム・ブローディ(イギリス)を6-2 6-4で破って勝ち上がったミカエル・イーメル(スウェーデン)と対戦する。

 そのほかの試合では第2シードのトミー・ポール(アメリカ)、第4シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)、第8シードのミオミル・キツマノビッチ(セルビア)、J.J.ウルフ(アメリカ)、ジャン・ジジェン(中国)、グレゴワール・バレール(フランス)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。

 第5シードのニコラス・ジャリー(チリ)はバレールに3-6 6-4 4-6で敗れ、初戦でシードダウンを喫した。

 準々決勝ではポールがウルフと、セルンドロがジャンと、キツマノビッチはバレールと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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