前年の準優勝者キリオスが手首のケガのためウインブルドン出場を取り消し「本当に残念」

写真は記者会見でのニック・キリオス(オーストラリア)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月3~16日/グラスコート)が大会公式サイトを更新し、男子シングルスに第30シードで出場予定だったニック・キリオス(オーストラリア)が手首のケガを理由に棄権したと発表した。

「今年のウインブルドンを棄権しなければならないのは本当に残念だ。手術のあとウインブルドンのコートに立つために全力を尽くしてきた。カムバックの過程でマヨルカの週に手首に痛みを感じた。念のため画像検査を受けたところ、手首の靱帯に裂傷があることが判明した」とキリオはインスタグラムのストーリーズ(24時間で消える投稿)を通して報告した。

「プレーできるようにするためにあらゆることを試してきたけど、残念ながらウインブルドン前に準備を整えるには時間が足りなかった」

 1月に左外側半月板の裂傷を修復する手術を受けたキリオスは6月のシュツットガルトで復帰したが、1回戦でウー・イービン(中国)に敗れた試合中に膝の痛みを訴えていた。そのあともグラスコートの前哨戦(ハレ、マヨルカ)にエントリーしていたが、身体の問題を理由に欠場していた。

 キリオスは昨年の大会でステファノス・チチパス(ギリシャ)を倒すなどして勝ち上がり、決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に6-4 3-6 4-6 6-7(3)で敗れはしたがグランドスラム自己最高の準優勝を飾っていた。今大会でのキリオスは、1回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したダビド・ゴファン(ベルギー)と対戦する予定になっていた。

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写真◎Getty Images

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