ジャバーが多彩なテクニックを繰り出し初戦を突破「私の創造性は性格を反映しているの」 [ウインブルドン]

写真は初戦を突破したオンス・ジャバー(チュニジア)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月3~16日/グラスコート)の女子シングルス1回戦で、第6シードのオンス・ジャバー(チュニジア)がマグダレナ・フレッヒ(ポーランド)を6-3 6-3で下して大会をスタートした。

 相手のサービスゲームを2度破って第1セットを先取したジャバーは第2セット3-0から3-3に追いつかれたが、そこから最後の3ゲームを連取して1時間16分で試合を締めくくった。

 現地は雨により試合はNo.1コートの開閉式屋根を閉じて行われ、屋外コートの試合はすべてキャンセルとなった。

 前哨戦で3試合(1勝2敗)しかプレーできず準備は十分ではなかったとはいえ、ジャバーは立ち上がりからドロップショットやロブをはじめ対処が難しいスライスなど持ち前の多彩なショットを駆使して相手のリズムをかき乱した。

「ここに戻ってくるといつも素晴らしい気分になるわ。私の創造性は性格を反映しているの。私はルーティンが大嫌い。クールなショットで観客を楽しませるのが好きなのよ」とジャバーは試合後に語った。

 いつも陽気なジャバーは先日、ロッカールームの壁に貼ってあるエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)の写真を剝がそうかと思ったとジョークを飛ばして記者たちを笑わせていた。彼女は昨年の大会で決勝に進出したが、ルバキナに逆転負けを喫して準優勝に終わっていた。

 ジャバーは次のラウンドで、イザリン・ボナボントゥー(ベルギー)と予選を勝ち上がってきたバイ・ジュオシャン(中国)の勝者と対戦する。この試合はバイが7-6(0) 4-0とリードした時点で雨により中断し、翌日に持ち越しとなった。

 同日にセンターコートで行われた女子の試合では第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)がパナ・ウッドバーディ(ハンガリー)を6-3 6-1で退け、ディフェンディング・チャンピオンで第3シードのルバキナはシェルビー・ロジャーズ(アメリカ)に4-6 6-1 6-2で逆転勝利をおさめてそれぞれ2回戦に駒を進めた。

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写真◎Getty Images

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