地元イギリスのブローディがセンターコートで世界4位ルードを倒す金星「5歳の頃からの夢だった」 [ウインブルドン]

写真は母国のグランドスラム大会でキャリア初の対トップ10勝利を挙げたリアム・ブローディ(イギリス)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月3~16日/グラスコート)の男子シングルス2回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したリアム・ブローディ(イギリス)が第4シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)を6-4 3-6 4-6 6-3 6-0で倒す番狂わせに成功した。

 勝率がもっとも悪い苦手なグラスコートとは言え世界ランク4位のルードが同142位のブローディに敗れたなら、それは波乱と呼んでいいだろう。ブローディが勢いを増してルードがだんだんと力を弱めていく中、特に第5セットはブローディの6-0という驚くべき結果となった。

「(出身地である)ストックポートでプレーしたかったけど、(ウインブルドンの)センタコートでもいいよ」とブローディは試合後にジョークを言った。

「昨日の夜、僕はこの試合に勝ったら何と言おうかと考えていたんだ。でも今は何と言ったらいいのかわからない。センターコートに出ていくというのは恐ろしくも爽快な経験だ。5歳の頃からの夢だった」

 ルードは先月のフレンチ・オープンを含め直近のグランドスラム5大会で3度決勝に進出しているが、昨年に「芝はゴルフをするためのもの」と冗談交じりに話したようにグラスコートには苦手意識を持っている。彼はロラン・ギャロスのあとにハレの出場を取り消し、グラスコートの前哨戦で一度もプレーすることなく今大会を迎えていた。

 母国のグランドスラム大会でキャリア初の対トップ10勝利を挙げたブローディは次のラウンドで、グレゴワール・バレール(フランス)を6-3 6-4 7-6(7)で破って勝ち上がった第26シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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