グラスコートで進撃を続けるユーバンクスが地元イギリス期待のノリーを倒す番狂わせ「これはダントツでキャリア最大の勝利だ」 [ウインブルドン]

写真はキャリア最大の勝利を挙げたクリストファー・ユーバンクス(アメリカ)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月3~16日/グラスコート)の男子シングルス2回戦で、第12シードのキャメロン・ノリー(イギリス)がクリストファー・ユーバンクス(アメリカ)に3-6 6-3 2-6 6-7(3)で敗れる番狂わせが起きた。

 しかしながら前週のマヨルカで優勝して世界ランクを一気に駆け昇って43位として大会に臨んだユーバンクスの勢いを考慮すればれば、予想できないことはなかった驚きとも言える。とは言え世界13位のノリーは、ユーバンクスがこれまで倒した中でもっともランキングが高い選手となる。

 第4セットで先にブレークを許しながら巻き返したユーバンクスは5-4からのレシーブゲームでマッチポイントを掴んだが、ノリーがそのピンチを凌いで勝負はタイブレークにもつれ込んだ。しかしユーバンクスは大舞台での経験が少ないにもかかわらず冷静さを保ち、最後はバックボレーを決めて2時間30分で試合に終止符を打った。

「これはダントツでキャリア最大の勝利だ。疑問の余地もない」とユーバンクスは試合後のオンコートインタビューで語った。

「プロテニスでプレーしているけど、ウインブルドンのこのような雰囲気の中でイギリスのナンバーワン選手とプレーするチャンスを得られない本当に優秀な選手たちが大勢いる。今日はどれだけの人々が僕を応援していたか相手側に付いていたかなんて問題じゃなく、残りの人生を通して忘れられない経験だよ」

 ユーバンクスは次のラウンドで、イリ・ベセリ(チェコ)を6-3 7-5 6-4で破って勝ち上がったクリストファー・オコネル(オーストラリア)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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