前年覇者ルバキナがアダッド マイアの途中棄権で準々決勝へ [ウインブルドン]

写真はエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月3~16日/グラスコート)の女子シングルス4回戦で第13シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)が第1セット途中で棄権したため、エレーナ・ルバキナ(カザフスタン)のベスト8進出が決まった。

 第4ゲームでブレークしたルバキナは次のゲームをラブゲームでキープして4-1とリードしたが、そこでアダッド マイアが試合続行を断念した。試合時間は27分。

 ウインブルドンに3年連続4度目の出場となる24歳のルバキナは、昨年の大会でグランドスラム初タイトルを獲得。決勝ではオンス・ジャバー(チュニジア)を3-6 6-2 6-2で退け、四大大会で栄冠に輝いた初のカザフスタン人選手となった。

 先月のフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)で体調不良により3回戦を棄権したルバキナは前哨戦のイーストボーン(WTA500/グラスコート)をウイルス性疾患のため欠場し、グラスコートで2試合(1勝1敗)しかプレーできないまま今大会を迎えている。

 ふたりはこれが今季3度目のマッチアップだったが、ルバキナが初勝利を挙げた。初対決だった2月のアブダビ(WTA500/ハードコート)準々決勝ではアダッド マイアが3-6 6-3 6-2で逆転勝利をおさめたが、4月のシュツットガルト(WTA500/クレーコート)はルバキナの途中棄権(腰のケガ)で決着がついていた。

 今大会に第3シードで出場しているディフェンディング・チャンピオンのルバキナは1回戦でシェルビー・ロジャーズ(アメリカ)を4-6 6-1 6-2で、2回戦でアリゼ・コルネ(フランス)を6-2 7-6(2)で、3回戦ではワイルドカード(主催者推薦枠)のケイティ・ブルター(イギリス)を6-1 6-1で破って16強入りを決めていた。

 ルバキナは準々決勝で、第6シードのジャバーと第9シードのペトラ・クビトバ(チェコ)の勝者と対戦する。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles