ラフェチュカの途中棄権でメドベージェフのベスト8進出が決定 [ウインブルドン]
今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月3~16日/グラスコート)の男子シングルス4回戦でイリ・ラフェチュカ(チェコ)が第2セット終了後に棄権したため、ダニール・メドベージェフ(ロシア)のベスト8進出が決まった。
オープニングゲームでブレークしたリードを守って第1セットを6-4で先取したメドベージェフは第2セットでも相手のサービスゲームを2度破って6-2で取ったが、そこでラフェチュカが試合続行を断念した。試合時間は1時間31分。
ウインブルドンに2年ぶり6度目の出場となる27歳のメドベージェフは、前回プレーした2021年の4回戦進出がこれまでの最高成績だった。昨年はロシアによるウクライナ侵攻を受けてウインブルドンとイギリスのローンテニス協会(LTA)がイギリスで開催されるグラスコート大会からロシアとベラルーシの選手を除外する決断を下したため、メドベージェフは参加できなかった。
両者は今回が初対戦。21歳のラフェチュカは1回戦と2回戦をストレートで勝ち上がったが、第16シードのトミー・ポール(アメリカ)に対する3回戦で4時間を超えるフルセットマッチを戦っていた。
今大会に第3シードで出場しているメドベージェフは1回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)のアーサー・フェリー(イギリス)を7-5 6-4 6-3で、2回戦でアドリアン・マナリノ(フランス)を6-3 6-3 7-6(5)で、3回戦ではマートン・フチョビッチ(ハンガリー)を4-6 6-3 6-4 6-4で破って16強入りを決めていた。
メドベージェフは準々決勝で、第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)とクリストファー・ユーバンクス(アメリカ)の勝者と対戦する。
写真◎Getty Images
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