ジャバーが第2セットのブレークダウンから逆転勝利で2年連続決勝進出、サバレンカは初の世界1位にあと一歩届かず [ウインブルドン]

写真はオンス・ジャバー(チュニジア)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月3~16日/グラスコート)の女子シングルス準決勝で第6シードのオンス・ジャバー(チュニジア)が第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)に6-7(5) 6-4 6-3で逆転勝利をおさめ、グランドスラム初制覇に3度目の王手をかけた。

 前のラウンドと同じくタイブレークの末に第1セットを落としたジャバーは第2セットも先にサービスダウンを喫して2-4と追い込まれたが、そこから4ゲームを連取してセットオールに追いつくと第3セット第6ゲームでブレークしたリードを守って2時間19分で勝利をもぎ取った。

 ウインブルドンに3年連続9度目(2013~14年、16年の予選敗退を含む)の出場となる28歳のジャバーは昨年の大会で初めてグランドスラム決勝に進出し、エレーナ・ルバキナ(カザフスタン)に6-3 2-6 2-6で敗れはしたが準優勝を飾っていた。

 この結果でジャバーは、サバレンカとの対戦成績を2勝3敗とした。ウインブルドンでは2021年大会の準々決勝で対決し、サバレンカが6-4 6-3で勝っていた。

 今大会でのジャバーは1回戦でマグダレナ・フレッヒ(ポーランド)を6-3 6-3で、2回戦で予選勝者のバイ・ジュオシャン(中国)を6-1 6-1で、3回戦で2019年USオープン優勝者のビアンカ・アンドレスク(カナダ)を3-6 6-3 6-4で、4回戦で2011年&14年大会チャンピオンで第9シードのペトラ・クビトバ(チェコ)を6-0 6-3で、準々決勝では第3シードのルバキナを6-7(5) 6-4 6-1で破って4強入りを決めていた。

 ジャバーは最終ラウンドで、マルケタ・ボンドルソバ(チェコ)と対戦する。ボンドルソバは準決勝で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)を6-3 6-3で下して勝ち上がった。

 第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が準々決勝で敗れたためサバレンカはこの試合に勝てば初めて世界ナンバーワンの座に就くことができたが、あと一歩のところまで迫りながらも今回は実現しなかった。

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写真◎Getty Images

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