デ グロートがグリフィオンとのオランダ勢対決制して大会3連覇 [ウインブルドン車いすの部]
今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月3~16日/グラスコート)の車いす女子シングルス決勝で、第1シードのディーダ・デ グロート(オランダ)がジェシカ・グリフィオン(オランダ)との同胞対決を6-2 6-1で制して3連覇を果たした。試合時間は53分。
26歳のデ グロートが四大大会の同種目でタイトルを獲得したのは、2年前のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)から11大会連続で通算19回目(全豪5回、全仏4回、ウインブルドン5回、全米5回)となる。
2021年シーズンのデ グロートは東京パラリンピック(東京・有明テニスの森/ハードコート)で金メダルを獲得して『年間ゴールデンスラム(同じ年に四大大会全制覇+パラリンピックの金メダル)』の偉業を成し遂げ、昨年は前人未到の2年連続『年間グランドスラム(同じ年に四大大会全制覇)』を達成した。
今大会でのデ グロートは1回戦でクオザード・モンジェーヌ(南アフリカ)を6-3 6-3で、準決勝ではアニーク・ファンクォト(オランダ)を6-2 6-0で破って決勝進出を決めていた。
グリフィオンとのペアで第1シードとして出場しているダブルスでも勝ち残っているデ グロートは、単複2冠をかけた決勝で第1シードの上地結衣(三井住友銀行)/モンジェーヌと対戦する予定になっている。
車いすテニスは男女シングルス各8ドロー、男女ダブルス各4ドローで争われる。
写真◎Getty Images
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