20歳の年齢差対決対決を制したミケルセンが2度目のツアー本戦で決勝進出の快進撃「この事実を消化するのに1ヵ月は必要」 [名誉の殿堂オープン]

写真は2022年ウインブルドンでのアレックス・ミケルセン(アメリカ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「インフォシス名誉の殿堂オープン」(ATP250/アメリカ・ロードアイランド州ニューポート/7月17~23日/賞金総額71万8245ドル/グラスコート)の男子シングルス準決勝で、18歳のアレックス・ミケルセン(アメリカ)が自国の大先輩で20歳年上のジョン・イズナー(アメリカ)を7-6(6) 6-4で倒してツアー初優勝に王手をかけた。

 6月のマヨルカで初めてツアー本戦に出場し、初戦で最終的に優勝したクリストファー・ユーバンクス(アメリカ)に第3セット5-7で惜敗したがその潜在能力の片鱗を見せていたミケルセンは百戦錬磨の相手と競い合う準備ができているところを証明して見せた。

 重要な瞬間にレベルを引き上げたミケルセンは直面した3つのブレークポイントをすべてセーブし、第2セット第1ゲームで一度だけ相手のサービスゲームを破って1時間41分で勝利を決めた。

「彼がサービスゲームで毎回2~3本のエースを決めてくることはわかっていた。だからタイブレークに持ち込むために自分のサービスに集中したんだ」と20本のサービスエースを決められながらも勝ったミケルセンは試合後にコメントした。

「第1セットのタイブレークを取れたのは少しラッキーだった。それから、(第2セットの出だしに)彼が少し眠っているところでブレークし、あとはとにかくサービスキープに全力を注ぐだけだったよ」

 昨年の同時期に世界ランク1081位だったミケルセンはチャレンジャー大会初優勝を飾った前週のシカゴから続いている連勝を「9」に伸ばし、ランキングの動向をリアルタイムで伝えるATPライブランキングで139位に浮上した。

「この事実を消化するのに1ヵ月は必要だと思う。間違いなく、少し時間がかかるだろうね。自分が決勝に進出した実感はないけど、恐らくそれがいいんだと思う。だからこそ僕はのびのびとプレーできているんだよ」とミケルセンは自分の快進撃について語った。

 ミケルセンは決勝で、第3シードのユーゴ・アンベール(フランス)との同胞対決を6-4 6-3で制して勝ち上がった第2シードのアドリアン・マナリノ(フランス)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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