ツアーレベルで7連敗中だったエバンズがATP500大会初優勝 [ATPワシントンDC]

写真は2021年1月以来のツアー2勝目を挙げたダニエル・エバンズ(イギリス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ムバダラ・シティDCオープン」(ATP500/アメリカ・ワシントンDC/7月31日~8月6日/賞金総額217万8980ドル/ハードコート)の男子シングルス決勝で第9シードのダニエル・エバンズ(イギリス)が第12シードのタロン・グリークスプア(オランダ)を7-5 6-3で下し、2021年1月のメルボルン(ATP250/ハードコート)以来となるツアー2勝目を挙げた。

 6-5から初のブレークに成功して第1セットを先取したエバンズは、第2セット3-3から最後の3ゲームを連取して1時間41分で試合を締めくくった。雷雨により第2セット2-2の時点で試合は90分ほど中断し、エバンズが勝利を決めた直ぐあとにも雨が降り出し表彰式は小雨が降る中で行われた。

 この結果でエバンズは、グリークスプアとの対戦成績を3勝0敗とした。ふたりは2022年に室内ハードコートで2度顔を合わせ、いずれもエバンズがストレートで勝っていた。

 2023年に12回の初戦敗退を喫するなどツアーレベルで4月から7連敗中だった33歳のエバンズは初戦となった2回戦でグレゴワール・バレール(フランス)を2-6 6-0 6-3で、3回戦でアレクサンダー・シェフチェンコ(ロシア)を6-4 6-3で、準々決勝で第2シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)を6-4 7-5で、準決勝では第5シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)を6-3 7-6(4)で破って決勝進出を決めていた。

 27歳のグリークスプアは1月のプネー(ATP250/ハードコート)と6月のスヘルトーヘンボス(ATP250/グラスコート)でタイトルを獲得しており、キャリア3度目のツアー優勝を目指していた。

 ふたりは今大会の結果でランキングの動向をリアルタイムで伝えるATPライブランキングで自己最高を更新し、エバンズが21位に、グリークスプアは26位に浮上した。

 これに先立ち行われたダブルス決勝では、マッシモ・ゴンサレス/アンドレス・モルテーニ(ともにアルゼンチン)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したマッケンジー・マクドナルド/ベン・シェルトン(ともにアメリカ)を6-7(4) 6-2 [10-6]で倒して今季4勝目を挙げた。


男子ダブルス優勝のマッシモ・ゴンサレス(アルゼンチン/左)とアンドレス・モルテーニ(アルゼンチン)(Getty Images)

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles