2019年大会覇者メドベージェフがムゼッティに2連勝で初戦突破 [ウェスタン&サザン・オープン]
ATPツアー公式戦「ウェスタン&サザン・オープン」(ATP1000/アメリカ・オハイオ州シンシナティ/8月13~20日/賞金総額766万5215ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第3シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)がロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)を6-3 6-2で下して16強入りを決めた。
上位8シードは1回戦がBYEで免除されており、メドベージェフはこの試合が初戦だった。オープニングゲームでサービスダウンを喫したメドベージェフは直後に追いつくと4-3からブレークに成功して第1セットを先取し、第2セット1-2から最後の5ゲームを連取して1時間18分で快勝した。ふたりは前週のトロント3回戦で初対決し、メドベージェフが6-4 6-4で勝っていた。
「(コートサーフェスが速い)ここで直ぐに心地よくプレーするのはどの選手にとっても難しいことだと思う。大会がコート変えたから、ここのコンディションは厳しくなった。でもそのような状況でも相手よりうまく対処することが大事で、今日の僕は何とかそうすることができた」とメドベージェフは試合後にコメントした。
「お互いにダブルフォールトなどのミスがあったけど、僕のほうが重要な瞬間に相手より少しだけいいプレーができた。試合中にどんどんプレーがよくなっているように感じたから、その点は次のラウンドに向けてポジティブなことだと思う」
2019年大会優勝者のメドベージェフは次のラウンドで、日本の西岡良仁(ミキハウス)を7-5 6-4で破って勝ち上がった第16シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。ズベレフも2年前に同大会を制しており、次戦は元チャンピオン同士のマッチアップとなる。
この日初戦に臨んだメドベージェフ以外の上位シード勢は第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と第4シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)が3回戦に駒を進めたが、第5シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)、第6シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)、第8シードのヤニク・シナー(イタリア)は敗れた。
予選勝者のドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)が前週のトロントでマスターズ初制覇を果たしたばかりだったシナーを6-4 7-6(4)で倒し、予選勝者のマックス・パーセル(オーストラリア)がルードを6-4 3-6 6-4で振りきり、ルーネはワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)に4-6 0-2とリードされた時点で腰のケガを理由に棄権した。
そのほかの試合では第9シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)、第14シードのトミー・ポール(アメリカ)、ホベルト・フルカチュ(ポーランド)、ワイルドカードを得て参戦した38歳のスタン・ワウリンカ(スイス)、プロテクト・ランキング(ケガなどで長期休養を余儀なくされた選手への救済措置)で出場した36歳のガエル・モンフィス(フランス)が勝ち上がり、ベスト16が出揃った。
第10シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)が元世界ランク3位のワウリンカに3-6 4-6で、ディフェンディング・チャンピオンで第15シードのボルナ・チョリッチ(クロアチア)はフルカチュに7-5 3-6 3-6で敗れ、それぞれ2回戦でシードダウンを喫した。
3回戦ではジョコビッチがモンフィスと、チチパスがフルカチュと、フリッツがラヨビッチと、ポールが第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)と、マクドナルドがアドリアン・マナリノ(フランス)と、ワウリンカはパーセルと顔を合わせる。
写真◎Getty Images
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