トップシードのチチパスが初戦を突破「最高のスタートは切れなかったけど素晴らしい終わり方だった」 [ヨーロピアン・オープン]
ATPツアー公式戦「ヨーロピアン・オープン」(ATP250/ベルギー・アントワープ/10月16~22日/賞金総額75万950ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)がボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)を7-5 6-3で下してベスト8に進出した。
上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、チチパスはこの試合がシングルスの初戦だった。チチパスは弟のペトロス・チチパス(ギリシャ)とのペアで参戦しているダブルスで既に2試合をプレーし、4強入りを決めていた。
お互いに一度ずつサービスダウンして迎えた5-5から2ゲームを連取して第1セットを先取したチチパスは、第2セットでは安定したサービスゲームで一度もピンチに直面せず第4ゲームでブレークしたリードを最後まで守って1時間36分で勝利を決めた。
「少し時間がかかった。期待していたような最高のスタートは切れなかったけど、素晴らしい終わり方だった」とチチパスは試合を振り返った。
「序盤にブレークされたけど踏み堪え、後半に凄くいい形で突破口を見つけることができた。すべてのポイントがバトルだったし、どのゲームも何かをする機会があった。僕は一貫性を維持しようと心掛け、勝利に向けて奮闘したよ」
8月のロス カボスで今季初優勝を飾ったあと連勝できていないチチパスは次のラウンドで、元世界ランク3位のドミニク・ティーム(オーストリア)を6-4 5-7 6-4で破って勝ち上がった第5シードのヤニック・ハンフマン(ドイツ)と対戦する。
そのほかの試合ではユーゴ・ガストン(フランス)が第2シードのヤン レナード・ストルフ(ドイツ)に5-7 7-6(5) 7-6(11)で競り勝ち、予選勝者のマクシミリアン・マルテレル(ドイツ)はヌーノ・ボルヘス(ポルトガル)を6-3 7-6(3)で倒し、勝ち上がった両者が準々決勝で顔を合わせることになった。
写真◎Getty Images
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